家が抱えている問題の3つ目

今日は、3つ目の問題、『住環境』です。
まず、薬剤処理が挙げられます。
例えば、シロアリ駆除。
虫を殺したり寄せ付けなかったりするわけですから、他の生物にも影響があります。
もちろん、人間も自然界の一部ですから、少なからず害を受けます。
ですから、なるべくそういうのを使わない方法を考えてくださいね。

次に考えなければいけないのが、日本の法律。
日本の戦後の住宅施策はハウスメーカーに有利に進められてきました。
ハウスメーカーにとって都合の良い法律が作られてきたんです。
逆に、法律の規則によって伝統的な日本建築が建てられなくなっています。
現代は、技術や経験が無くても、そこそこの家が建てられるんです。
非常に残念なことです。

また家の環境ももちろん大事なことなんですが、家以外でも生活してますよね。
例えば、職場や学校。
その住環境も考慮しないと、そこで悪い影響を受けます。

ところで、鉄筋コンクリートの校舎の方が木造校舎に比べて、生徒は集中力がなくキレやすい。という報告があります。
木造の方が、精神的にも健康な生活がおくれるんですね。
だから今、木造校舎が見直されています。

結論として、病気とお家には非常に深い関係があるということです。
是非住まいづくりの参考にしてください。

次回は、良い子に育てる家づくりについてお話します。
お楽しみに(・ω・)★
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家が抱えている問題の2つ目

前回は、住環境と病気には深い関係があると言うお話でした。
家を快適な環境にすると病気を防ぐ事ができます。
今日は前回の続きで家が抱えている問題の2つ目、『家の間取り』です。

昔は子供部屋などもなく田の字型で、ふすま一枚で全部繋がっているような家ばかりだったので、今のような個室はありませんでした。
それが戦後、プライバシーを重視した家になりました。
個々の独立した部屋とLDKというプラン。
しかもそれぞれの部屋が狭くて、密閉された空間です。
だから、窮屈で精神的な圧迫を受けているんです。

睡眠が充分にとれない家って結構あるんです。
食事をとらないと体が動きませんよね?
同時に、充分寝ていないと疲れが取れません。
だから頑張って働こうという気持ちにならないんです(>_<)

3つ目の問題は、『住環境』です。
どういう環境が一番熟睡できるんでしょうか?
参考になるのが高級ホテル。
一泊1万位ではなく、5万位するホテルです!
そういうホテルに泊まると、とても快適に眠る事ができます。
ベットはもちろん、音も照明もそうです。
遮音性に優れているので静かですし、カーテンを閉めれば真っ暗になります。
"真っ暗で音がしないこと"
これが快適に眠るための条件です。

自宅でも工夫すればできますよね( ^o^)ノ
音がするのなら耳栓をする。
暗くしたいのであればアイマスクをする。
そうすれば爆睡できる環境になり、ゆっくり休憩が取れるので病気になりにくいんです。

先日も少し触れましたが、音とか日当たりとか臭いとか風通しとか。
これらの事に気を付けて考えてください。

日当たりや風通しは皆考えます。
しかし、臭いとか、音とかいうのは案外気にしないようですね。
実は、そういう事がストレスの原因になっているんです。
一日中、騒音がしてたらやっぱり落ち着かないですし、安らげないですよね。

それから、最近の家は、日本の気候に強制的に対処する家になっています。
寒さ・暑さや湿気対策は機械が行っています。
日本は、特に湿気が多いので、湿気対策は自然にできるほうが良いですよね!
その点、昔の家はそれができていました。
自然に、柱や壁や天井が湿気を吸ったり吐いたりしていました。
そういう家だと病気も起こりにくいんです。
しかし、強制的に機械が湿気の無い環境を作るから、他に影響が出るわけです。

続きはまた次回!お楽しみに(・ω・)★
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家と病気の因果関係

前回まで、失敗しない住まといづくりの5つのポイントについてお話ししました。
今日は、家と病気の因果関係についてお話します♪

実は、住まいは病気とすごく関係があります。
住まいが原因の病気というと、シックハウスを思い浮かべると思います。
しかし、シックハウスはほんの一部で、もっと大きな問題があるんです。

ところで、戦後最大の欠陥商品といえば何でしょう?

住まいの話をしているので想像が付くと思いますが、最大の欠陥商品は、『家』なんです。

その大半は、ハウスメーカーと国の政策にあります。
日本は戦後、焼け野原になり住むところがありませんでした。
ですから、早く沢山の家を用意しなければいけなかったのです。
それで、プレハブ式の住宅が開発され、それを政府も後押ししてきたわけです。
いかに早く大量に家を供給するかが最大の課題でしたので、そういう点においては目的を果たしました。

しかし、一方で沢山の問題も起きました。
その一つが病気です。

さて、病気というと、興味深い話があります。

あなたが初めての病院に行ったとします。
その時、医者はどんな質問をしますか?
おそらく、
『どうされましたか?』
って日本では聞かれますよね。

しかし、スウェーデンの医者は、どうしましたか?とは聞きません。
『あなたはどんな家に住んでいますか?』
これが最初の質問です。

なぜなら、その人の住環境が分かると、病気の原因が分かるからです。
例えば、日当たりが悪い、風通しが悪い、狭い、不衛生、悪臭がする、騒音がする。
こういう家に住んでいたら、元気な人でも病気になりますよね。
だから病気というのは、医者に行く前にすべきことがあるわけです。
多くの原因が建物に起因しているからです。

さて、病気を引き起こす家が抱えている問題は3つです。
まず、使っている建材です。
問題を起こしている建材は、ほとんどが工業製品です。
塩化ビニールのクロスなど、石油を原料としている製品です。
接着剤も有害部室を含んだものが多いですね。
こうした工業製品の建材が、身体的、精神的な病気を起こして居るんです。
これが一つ目の問題です。

次回は2つ目の問題です。お楽しみに(・ω・)★
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失敗しない住まいづくりの秘訣5つ目

皆さんこんにちは(・ω・)松永建設です!

今日は5つ目のポイント、相談相手です。

家は大きな買い物です。

自分一人で決定するのは難しいので誰かに相談します。

その相談相手は、おおまかに言って3つあります。

1つ目は、もちろん建築の専門家であるハウスメーカー、工務店、設計事務所などです。
それから2つ目は、金融機関や自治体などの公の機関です。
3つ目は、家を建てたことのある友人知人です。

それぞれ、一長一短あります。

例えば1つ目の業者である専門家。
最も大きな問題は、最初から答えが決まっている事です。
それは、私に頼むのが一番いいという結論です。
他社を勧めることは、まずありません。
ですから、相談しても他の選択肢が無いんですから、相談にならないんです。

2つ目の金融機関や自治体。
これは、第三者で利害関係が無いので良さそうに思うんですが、いい加減です。
なにがいい加減かというと、責任を持たないことです。
金融機関はお金を貸す事が目的。
自治体は業務として相談に乗っています。
例外はありますが、親身になって最後まで責任を持って相談に乗ってくれる人はいません。
そして、特定の建設会社についての判断はしません。
さらに、彼らは建設のプロじゃなく素人です。

3つ目の相談相手である知人友人も、2つ目と同じ建築のプロじゃない素人です。
1回経験しただけになります。
特に専門的な知識を持っているわけでもなく、正しい判断が下せた訳でもありません。
ほとんどは、感情的な物で判断しています。
「この営業マンは感じが良かった」
「ここは親切だった」
など、そういう基準で決定している訳です。
しかもその人の価値基準での話です。

スポーツカーが欲しい人が、スポーツカーを買った人に相談ならまだ良いです。
でもスポーツカーを望んでない人に、スポーツカーについての相談の必要はありません。
ワンボックスカーが欲しいんだったら、ワンボックスカーを買った人に相談しなければいけません。
そうでない人に聞いても、相談にならず正しい判断は下せないわけです。

だから、相談相手を間違えば、悪い結果を招く事になります。

じゃあ誰に話せば良いのか?

それは、このシリーズの最後にお話しますね( ^o^)ノ

次回は病気と家の不思議な関係というテーマでお話します。
お楽しみに(・ω・)★
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