営業マンにどんな質問をすれば本当のことが分かるか

皆さんこんにちは(・ω・)松永建設です!

今日は、ちょっと面白い質問があります。
見学会に行くと、そこには営業マンがいますよね。
では、その営業マンに何を質問したらいいか?
『この家の問題点を教えてあげるとしたら何でしょう?』
こんな質問をしてください。

その答えが、
『ありません』
だとすると、その営業マンは信用できません。
相手にしてはいけない人です。
逆に、良い点だけではなくデメリットも話してくれる人は信頼はできます。
それは、住宅展示場でも同じです。
実際、正直な人は中々居ませんけどね(´д`)

次の質問です。
もし、子供部屋を作るとしたら、どこに配置したらいいか?
マンションなどでよくあるのが、玄関に接した部屋。
一軒家だと、玄関脇に階段があって、2階にあがるとすぐの部屋。
このような間取りでは、子供が帰ってきたかどうか、居るかどうかも分かりません。
子供が非行に走る要因の一つです。
だから、親の目の届くところ、気配が感じられる所に子供部屋を設けてください。

家に使う建材は、南側よりも環境の厳しい北側で育った方が硬くて丈夫です。
人間も自然界の一部です。
北向きの部屋の方が、集中力や根気強さなど、色んな面で優れています。
ですから、子供部屋を作るのであれば、北側!

それから、全体の間取りですが、家族が中心となるように子供部屋も配置してください。
そして、廊下や縁側などのような遊びの空間も取り入れてください。
そういう所で走り回ったり、かくれんぼしたり。
でも現代では、合理性ばかり追求し廊下のない家が多くなっています。
しかし、一見無駄の無いようなんですけども、それがゆとりを生みます。
ですから、そういう予算の許す限りで考慮してくださいね。

次に、子供さんの為にどうしても考えて欲しい問題があります。
照明・・・特に蛍光灯についてです。
蛍光灯の光は、体に害を及ぼしています。
蛍光灯は、昼の光を再現したものです。

もし、寝室の照明が蛍光灯だと、脳は常に昼間だと意識しています。
だから、電気を消してもすぐには寝れません。

そこでオススメなのが、夕方の灯りを再現した白熱灯です。
白熱灯は体に優しいので、すんなり眠れるようになります。
しかし、残念ながらその白熱灯は製造中止になります。
その代わり、LED照明が登場してきました。
LED照明には、いろいろな色があります。
高いですが、これからの照明機器としてはオススメです。

続きはまた次回お話ししますね(*^O^*)
お楽しみに★ミ
自然素材にこだわる家【外観】.jpg

良い子に育つための6つ目のポイント

皆さんこんにちは(・ω・)松永建設です!

前回は、良い子に育つためのポイント5つ目まででしたね。
最後の6つ目は、父権の確立です。

昔の良い親は怖いが頼りになる存在でした。
しかし、今は誰も父親の権威を尊重しません。
亭主元気で留守が良い、給料さえ入れてくれれば良い。
そういう時代なので、もう父親の権威はありません。
中には、母親が、
『間違ってもお父さんのようになったらダメよ』
なんてことを言うから、余計父親の権威がなくなっていくんです。

でもご安心下さい!

父親の権威を無言で示す方法があります。

それは、書斎です。
そんなにお金をかける必要はありません。
2~3畳でいいので父親が自分だけになれる空間を作ることです。
それだけで、お父さんは元気になります。

もう一つは、大黒柱です。
建て物の中心に据えられる、家を支える柱です。
大黒柱を毎日見ることで、この家を支えているのはこの柱であり、家族を支えているのはお父さんなんだという象徴になります。

ですから、書斎と大黒柱は是非取り入れてみてください!
この2つは家族を安定させる要素であり、父権の確立は子供が良い子に育つ秘訣です。

もう一度おさらいします。
・建材を吟味する。
・間取りを考える。
・教育方針を決める。
・夫婦の寝室を快適にする。
・洗面、バス、トイレを寝室に隣接させる。
・父親の権威は、書斎と大黒柱で。
以上、子供を良い子に育てる6つのポイントでした。

次回お話しするのは、『営業マンにどんな質問をすれば本当のことが分かるのか』についてです。
お楽しみに★ミ
自然素材にこだわる家【内観①】.jpg

良い子に育てる家づくり

こんにちは(・ω・)松永建設です!

今日から良い子に育てる家づくりについてお話しします。
子供部屋ではなく、食卓で勉強しているこの方が成績が良いという調査結果がありますが、聞いたことありますか?
個室を与えれば、頑張って勉強するだろうと親はそう思って子供部屋を用意します。
しかし、それは希望的予測でしかありません。
なぜなら、しつけをせずにほったらかしの場合が多いからです。

人は誰しも楽な道を選びますよね。
良い子に育てるためには、まず、子供に対する教育方針や良い子の価値基準が定める必要があります。
『それに基づいて子供部屋を与えるのか?それとも与えないのか?』
『与える場合はどういう形で与えるのか?』
ということを考えてください。

さらに、ほとんどの家はプランが子供中心になってます。
例えば、展示場がそうです。
住宅会社が提供している基本プランも子供中心。
ちょっと思い浮かべてください。
子供部屋は、2階で東側の角部屋にありませんか?
そして、必ずと言っていいほどベランダが付いています。
明るくて温かく、見晴らしが良い。
そう、家の中で一番良い場所です。

では、ここで質問です。
その部屋、一体何年使われますか?

まあ、長くても20年でしょう。
普通10~15年。

しかし、子供達が巣立った後、最低でも20年、長ければ、30~40年その家で生活するわけです。
だったら、家を建てる時、子供中心ではなく、夫婦中心の家づくりを考えても良いのではないのでしょうか?
夫婦の寝室は最も居心地の良い場所に。
部屋は超高級ホテルのような寝室。
夫婦の部屋にお金をかけた方がいいと思います。

また、子供部屋の代わりに、ご主人の書斎。
奥さん用の家事室。
子供には、受験の時だけその部屋を貸すと無駄にならないですね。

そして、少ない予算でも楽しい生活が長く送れると思います。

ここで良い子に育つための気を付けるべきポイントを話します。
1つ目は、使っている建材です。
建材を害のないものにしてください。
2つ目は、間取り
独立した子供部屋を作るよりは、家族中心の間取りにしてください。
快適な子供部屋を作ると、居心地が良いので、子供はそこへ入ったら出てきません。
物理的に、接触機会が少なくなるので、コミュニケーションが取れなくなります。
3つ目は、子供の教育方針を決めることです。
それに基づいて、子供部屋をどうするかを決めて下さい。
4つ目は、夫婦の寝室を快適にすることです。
夫婦の寝室を快適にすれば、夫婦円満になる訳です。
夫婦喧嘩ばかりしていたら、子供も悪影響を及ぼします。
5つ目は、バス、洗面、トイレを夫婦の寝室の近くにすることです。
広くて、ゆったり、そして快適に使えるような物にしてください。
これも高級ホテルの作りが参考になります。

6つ目はまた次回お話しますね( ^o^)ノ
お楽しみに★ミ
自然素材にこだわる家【内観②】.jpg


家が抱えている問題の3つ目

今日は、3つ目の問題、『住環境』です。
まず、薬剤処理が挙げられます。
例えば、シロアリ駆除。
虫を殺したり寄せ付けなかったりするわけですから、他の生物にも影響があります。
もちろん、人間も自然界の一部ですから、少なからず害を受けます。
ですから、なるべくそういうのを使わない方法を考えてくださいね。

次に考えなければいけないのが、日本の法律。
日本の戦後の住宅施策はハウスメーカーに有利に進められてきました。
ハウスメーカーにとって都合の良い法律が作られてきたんです。
逆に、法律の規則によって伝統的な日本建築が建てられなくなっています。
現代は、技術や経験が無くても、そこそこの家が建てられるんです。
非常に残念なことです。

また家の環境ももちろん大事なことなんですが、家以外でも生活してますよね。
例えば、職場や学校。
その住環境も考慮しないと、そこで悪い影響を受けます。

ところで、鉄筋コンクリートの校舎の方が木造校舎に比べて、生徒は集中力がなくキレやすい。という報告があります。
木造の方が、精神的にも健康な生活がおくれるんですね。
だから今、木造校舎が見直されています。

結論として、病気とお家には非常に深い関係があるということです。
是非住まいづくりの参考にしてください。

次回は、良い子に育てる家づくりについてお話します。
お楽しみに(・ω・)★
趣があり暮らしやすい家【外観】.jpg

家が抱えている問題の2つ目

前回は、住環境と病気には深い関係があると言うお話でした。
家を快適な環境にすると病気を防ぐ事ができます。
今日は前回の続きで家が抱えている問題の2つ目、『家の間取り』です。

昔は子供部屋などもなく田の字型で、ふすま一枚で全部繋がっているような家ばかりだったので、今のような個室はありませんでした。
それが戦後、プライバシーを重視した家になりました。
個々の独立した部屋とLDKというプラン。
しかもそれぞれの部屋が狭くて、密閉された空間です。
だから、窮屈で精神的な圧迫を受けているんです。

睡眠が充分にとれない家って結構あるんです。
食事をとらないと体が動きませんよね?
同時に、充分寝ていないと疲れが取れません。
だから頑張って働こうという気持ちにならないんです(>_<)

3つ目の問題は、『住環境』です。
どういう環境が一番熟睡できるんでしょうか?
参考になるのが高級ホテル。
一泊1万位ではなく、5万位するホテルです!
そういうホテルに泊まると、とても快適に眠る事ができます。
ベットはもちろん、音も照明もそうです。
遮音性に優れているので静かですし、カーテンを閉めれば真っ暗になります。
"真っ暗で音がしないこと"
これが快適に眠るための条件です。

自宅でも工夫すればできますよね( ^o^)ノ
音がするのなら耳栓をする。
暗くしたいのであればアイマスクをする。
そうすれば爆睡できる環境になり、ゆっくり休憩が取れるので病気になりにくいんです。

先日も少し触れましたが、音とか日当たりとか臭いとか風通しとか。
これらの事に気を付けて考えてください。

日当たりや風通しは皆考えます。
しかし、臭いとか、音とかいうのは案外気にしないようですね。
実は、そういう事がストレスの原因になっているんです。
一日中、騒音がしてたらやっぱり落ち着かないですし、安らげないですよね。

それから、最近の家は、日本の気候に強制的に対処する家になっています。
寒さ・暑さや湿気対策は機械が行っています。
日本は、特に湿気が多いので、湿気対策は自然にできるほうが良いですよね!
その点、昔の家はそれができていました。
自然に、柱や壁や天井が湿気を吸ったり吐いたりしていました。
そういう家だと病気も起こりにくいんです。
しかし、強制的に機械が湿気の無い環境を作るから、他に影響が出るわけです。

続きはまた次回!お楽しみに(・ω・)★
趣があり暮らしやすい家【内観①】.jpg

家と病気の因果関係

前回まで、失敗しない住まといづくりの5つのポイントについてお話ししました。
今日は、家と病気の因果関係についてお話します♪

実は、住まいは病気とすごく関係があります。
住まいが原因の病気というと、シックハウスを思い浮かべると思います。
しかし、シックハウスはほんの一部で、もっと大きな問題があるんです。

ところで、戦後最大の欠陥商品といえば何でしょう?

住まいの話をしているので想像が付くと思いますが、最大の欠陥商品は、『家』なんです。

その大半は、ハウスメーカーと国の政策にあります。
日本は戦後、焼け野原になり住むところがありませんでした。
ですから、早く沢山の家を用意しなければいけなかったのです。
それで、プレハブ式の住宅が開発され、それを政府も後押ししてきたわけです。
いかに早く大量に家を供給するかが最大の課題でしたので、そういう点においては目的を果たしました。

しかし、一方で沢山の問題も起きました。
その一つが病気です。

さて、病気というと、興味深い話があります。

あなたが初めての病院に行ったとします。
その時、医者はどんな質問をしますか?
おそらく、
『どうされましたか?』
って日本では聞かれますよね。

しかし、スウェーデンの医者は、どうしましたか?とは聞きません。
『あなたはどんな家に住んでいますか?』
これが最初の質問です。

なぜなら、その人の住環境が分かると、病気の原因が分かるからです。
例えば、日当たりが悪い、風通しが悪い、狭い、不衛生、悪臭がする、騒音がする。
こういう家に住んでいたら、元気な人でも病気になりますよね。
だから病気というのは、医者に行く前にすべきことがあるわけです。
多くの原因が建物に起因しているからです。

さて、病気を引き起こす家が抱えている問題は3つです。
まず、使っている建材です。
問題を起こしている建材は、ほとんどが工業製品です。
塩化ビニールのクロスなど、石油を原料としている製品です。
接着剤も有害部室を含んだものが多いですね。
こうした工業製品の建材が、身体的、精神的な病気を起こして居るんです。
これが一つ目の問題です。

次回は2つ目の問題です。お楽しみに(・ω・)★
趣があり暮らしやすい家【内観②】.jpg

失敗しない住まいづくりの秘訣5つ目

皆さんこんにちは(・ω・)松永建設です!

今日は5つ目のポイント、相談相手です。

家は大きな買い物です。

自分一人で決定するのは難しいので誰かに相談します。

その相談相手は、おおまかに言って3つあります。

1つ目は、もちろん建築の専門家であるハウスメーカー、工務店、設計事務所などです。
それから2つ目は、金融機関や自治体などの公の機関です。
3つ目は、家を建てたことのある友人知人です。

それぞれ、一長一短あります。

例えば1つ目の業者である専門家。
最も大きな問題は、最初から答えが決まっている事です。
それは、私に頼むのが一番いいという結論です。
他社を勧めることは、まずありません。
ですから、相談しても他の選択肢が無いんですから、相談にならないんです。

2つ目の金融機関や自治体。
これは、第三者で利害関係が無いので良さそうに思うんですが、いい加減です。
なにがいい加減かというと、責任を持たないことです。
金融機関はお金を貸す事が目的。
自治体は業務として相談に乗っています。
例外はありますが、親身になって最後まで責任を持って相談に乗ってくれる人はいません。
そして、特定の建設会社についての判断はしません。
さらに、彼らは建設のプロじゃなく素人です。

3つ目の相談相手である知人友人も、2つ目と同じ建築のプロじゃない素人です。
1回経験しただけになります。
特に専門的な知識を持っているわけでもなく、正しい判断が下せた訳でもありません。
ほとんどは、感情的な物で判断しています。
「この営業マンは感じが良かった」
「ここは親切だった」
など、そういう基準で決定している訳です。
しかもその人の価値基準での話です。

スポーツカーが欲しい人が、スポーツカーを買った人に相談ならまだ良いです。
でもスポーツカーを望んでない人に、スポーツカーについての相談の必要はありません。
ワンボックスカーが欲しいんだったら、ワンボックスカーを買った人に相談しなければいけません。
そうでない人に聞いても、相談にならず正しい判断は下せないわけです。

だから、相談相手を間違えば、悪い結果を招く事になります。

じゃあ誰に話せば良いのか?

それは、このシリーズの最後にお話しますね( ^o^)ノ

次回は病気と家の不思議な関係というテーマでお話します。
お楽しみに(・ω・)★
薪ストーブが似合う木の家【外観】.jpg

K様邸 お引き渡し

先日、K様邸のお引き渡し式を行いました\(^_^)/
「テープカット」
K様邸.JPG
「鍵受け渡し」
K様邸 引き渡し.JPG
ビックキーを持っていただき記念撮影♪

改めましてK様ご新居おめでとうございます!
そして、ありがとうございました。
ご新居でも沢山素敵な思い出作って下さい(*^-^*)
今後とも末永いお付き合いよろしくお願い致します。

失敗しない住まいづくりの秘訣4つ目

皆さんこんにちは(・ω・)松永建設です!

前回は毎日楽しく暮らせ充実した生活を送るために、夢を実現させる家づくりをしてくださいとお話しました。

今日は4つ目のポイント、「情報」です!

現代は情報過多の時代です。
入ってくる情報の中には、間違ったものが沢山あります。
だから、取り入れる情報の質を吟味しないといけません。

情報は自分で選んでいるつもりでしょうが、住宅情報は強制的に入ってきます。

折り込みチラシや新聞広告がそうです。

住宅情報誌は、ほとんどが記事に見せかけた広告です。
ですから、その記事が堤灯記事かどうかを確かめなければいけません。
(堤灯記事:その記事元を持ち上げるために書かれた記事に対する呼称)

そして、自分に必要かどうか判断する基準を持たなければいけません。

全てを取り入れてしまうと頭が混乱して、正しい判断が下せなくなります。

以前車の例を出しました。

スポーツカーにはスポーツカーの特徴があるわけです。
スピードが出るとか、加速感があるとか。
ワンボックスカーは、大勢で遠出ができるとか、ゆったりとした空間だとか。
乗用車だったら乗り心地がいいとか・・・。

しかし、この全てを満たす車はありません。
だから、自分の価値観によって選択する車は違います。

家も同じです。

まず、自分は何が欲しいかを知ることです。

そうすれば、情報は必要な物だけを取り入れるようになります。

そして、取り入れた情報の質をよく吟味すれば良いんですね!

情報は質だけではありません。

取り入れる情報の量も重要です。

以前、私が30社調べたといいましたが、圧倒的に少なかったんです。
970社は調べなかった訳ですから、量も大事なんです。

特に表に出てこない、自分が知りえない情報をいかに取得するかが問題です。

その中に、大事な情報やお得情報があります。
だから取り入れる情報の質と量をよく考えてくださいね(*^O^*)

次回は5つ目です!お楽しみに(・ω・)★
薪ストーブが似合う木の家【内観②】.jpg

失敗しない住まいづくりの秘訣3つ目

皆さんこんにちは(・ω・)松永建設です!

前回は、失敗しない住まいづくり5つの秘訣のうち2つ目をお話ししました。

今回の3つ目のポイントは、目的を間違わないことです。

家を建てること自体が目的にならないようにして下さい。
家を建てる目的は生活を楽しむことです。

生活の楽しみ方は、それぞれの価値観で変わってきます。
ですから、あなたの価値観で家を建てて下さい( ^o^)ノ

今までで一番極端だったのが、ドーム型の天体観測所を作った家です。
場所は田舎ですが、真っ暗になる訳ではないので、
「そんな所に作っても星見えるのか」・・・
という話なんですが、その人にとってはそれが小さい頃からの夢でした。
仕事を終え、自宅で優雅に星を見ることが、彼にとっては一番大切なことなんです。

問題は、配偶者をどう納得させるかです。

だって何百万円も余計にかかる訳ですし、奥さんにとっては星はどうでもいい話です。

さて、どのように説得したと思いますか?

説得材料は2つあります。

1つ目は、それによって毎日一生懸命働き、まっすぐ家に帰ってくるんだったら安いということ。

2つ目は、奥さんの夢も叶えてあげることです。

ちなみに奥さんの夢は、とにかく広いリビングが欲しいということでした。

ですから、その家は広いリビングと天体観測しかない家になりました。

でもその夫婦にとってはそれが一番良い家なんですよね。

生活を楽しむことを目的にすると、そういう家になります。
夢を実現させる家づくりをしてくださいね(*^O^*)
そうすれば、毎日楽しく暮らせ、充実した生活を送れますよ♬

次回は4つ目です。
お楽しみに(・ω・)★
薪ストーブが似合う木の家【内観①】.jpg


失敗しない住まいづくりの秘訣2つ目!

こんにちは(・ω・)松永建設です!

今日は、失敗しない家づくりの為の秘訣二つ目です。
2つ目は、計画を建てるということです。
もちろん、家づくりを考える時、計画は立てています。
でも多くの場合、家が建つまでの事しか考えません。
それは短命的な計画です。

しかし、実際に住み始めると、5年も経てばメンテナンスが必要になってきます。
5年といえば、すぐです!
そして10年も経てば水周りなどある程度費用のかかるメンテナンスが発生してきます。

だから、短命的な計画だけでなく中期的な計画を立てることが必要です。
要するに、リフォームやメンテナンスにかかる費用も計算しておかないといけないんです(>_<)

さらにもう一つ、長期的な計画を立てるべき事があります。
30年も経つと、大規模なリフォームや建て替えが必要になってきますよね。
それらを全て考慮して家を建てないと、後で損する事になります。

だから、住まいづくりで失敗しない為の重要な要素は、綿密な計画を立てることです。
特に、中期的、長期的な事を考えて計画を立てるべきですね( ^o^)ノ

ところで、時々聞かれる事があります。
「いつ建てるのが一番良いんでしょうか?」という質問です。
それは、その人の置かれている状況によります。

しかし、私の答えは2つに1つです。

子供を中心に考えているのなら、今すぐ!

夫婦中心なら、子供が巣立ってから建てる。

そして、それを決めるのはご本人達です!とアドバイスをしています。

先延ばしにしていると、子供と一緒に過ごす時間が年々少なくなっていきます。
だから、子供中心なら今すぐ建てた方がいいんです。
しかし、あと2~3年で子供が居なくなるのであれば、待った方がいいと思います。
2人だけの家なら同じ予算で、小さくても豪華な家が建てられます。

つまり、家は今建てるか、夫婦2人になってから建てるかのどちらかです。
私の知り合いには、60歳を過ぎてから夫婦だけの家を新築した人が居ます。

なぜなら、お金を残してもしょうが無い。
老い先が短いからこそ、いい家に住み、そこで死にたいと。
そういう家づくりもあります。

では、次回は三つ目をお話しますね\(^_^)/お楽しみに★
憧れのレトロモダンスタイルの家【外観】.jpg

失敗しない住まいづくりの秘訣

皆さんこんにちは(・ω・)松永建設です!

今回から、住まいづくりで失敗しない為の秘訣

・不動産価値を考えて家づくりをすること。
・短期的な計画だけで無く中長期的計画も立てること。
・家づくりの目的を明確にすること。
・確かな情報を取り入れること。
・相談相手を間違わないこと。
以上の5つをお話ししていきます( ^o^)ノ

まず一つ目は、不動産です。

不動産ですから、それは財産。
財産と言うことは、経済価値のあるものですよね。
では、もしその不動産である家がお金に換金できないとしたら、それはもう不動産とは呼べない訳です。
もし買い手がつかない家、それは不動産ではないんです。
不動産は、お金に換えられないとなると、財産ではありません。

そもそも、不動産の価値は需要と供給のバランスで値段が決まります。
誰もが欲しいところは当然高くなるし、欲しくないところは安くなる。
中には、タダでもいらないという不動産もあるわけです。
不動産に対する価値観は人それぞれです。

もし、不動産価値はなくても良いのなら、どこにどんな建物を建てても問題ありません。
でも、子孫に財産として残したいのであれば、不動産価値は重要です。

では、そのために何を考えないといけないのでしょう?

不動産価値を考え、もし土地から取得するのであれば、まず利便性ですね!
なぜなら、生活の便が良くないと買い手が付きにくいからです。
買い手が少ないということは、価値が低いと言うこと。

次に建物ですが、まずは耐久性ですね!
プレハブ型の家でしたら、寿命が25~26年といわれています。
そういう家だと、中々買い手がつかない・・・
だから、資産価値はゼロです。
取り壊しの費用を差し引かれるのでむしろマイナス査定になります。

そして、家の価値を左右するのはデザインです!
自分勝手な好みの家にすると、中々買い手が付きません。
ですから、不動産価値を考えるなら、50年100年経っても色あせないデザインにしてくださいね(*^O^*)

これを、クラシックデザインと言います。
日本で言うと奇数屋建築のような建物です。
200年経っても古臭くないデザインですから、価値があるわけです。
あまり凝ったデザインにしないことが不動産価値を高めることになります。

不動産価値を求めるなら、土地は値段だけで決めないことです。
その土地の需要がどれほどあるかを考えて決めて下さい。
高くても買うべき土地もあるし、安くても買ってはいけない土地もあるわけです。

考慮すべき点の1つ目でした。
次回は2つ目をお話ししますね\(^_^)/おたのしみに★
憧れのレトロモダンスタイルの家【内観②】.jpg

建物本体以外にかかる費用について

皆さんこんにちは(・ω・)松永建設です!

前回は、本体以外にかかる費用の話でした。
今日はその続きです。

実際にかかる費用はハウスメーカーと言われるところで、建物本体価格が全体の75%ぐらいですから、余分に25%みておかないと、実際には生活できません。

地元の工務店が大体85%・・
だから、余分にかかる費用は15%で良いわけです。

それから、坪25万円とか言ってるところは、本体価格の割合が非常に低く、約65%ですから、35%余分にみておかないといけません。

実際、坪25万円でも最終的には坪40万円になっています。
それは、本体価格の中には最低限のものしか含まれてないからです。

最低限のものとは、例えばキッチンやバスタブが付いてなくても、家としての許可はおります。
極端な例ですが、何にもない状態でも坪単価を言えるんです(゚Д゚)

本体価格の中に含まれているものが違っているそれぞれを、同じ土俵で比べられないんです。

なので、単純に坪単価だけで判断すると、総額で高くなる場合が多いです。

もし、金額で比べるのであれば『住める状態にしていくらですか?』と聞いて下さい。

ざっくり、本体価格の割合は、ローコスト65、ハウスメーカー75、工務店85と覚えて下さい。

それから、建物本体以外にかかると言えば、税金ですね。

これには、ローンの手続きも含めて約100万円くらい必要です。

多くの人は、坪単価に坪数をかけて、建築費を計算します。

それで実際より安く見積ります。
しかし、約400~500万円は余分にかかります。
坪数×坪単価に400~500万円を足したものが建築予算です。

だから、本体価格以外の費用をみてないと資金が足りなくなってくるわけです。

これで資金計画の話は終わりです。

次回からは、住まいづくりで失敗しないための秘訣についてお話しします♬
お楽しみに(*^O^*)憧れのレトロモダンスタイルの家【内観①】.jpg

保険の見直しについて

こんにちは(・ω・)松永建設です!

前回は見直して欲しいもの2つ目までお話しました。
今日はその3つ目です。

3つ目見直し。
これが一番大きいんですけども、生命保険の見直しです。
皆様1つは入ってる方多いと思います。

生命保険を見直すべきなのはなぜか?

少し前に、住宅ローンを組む時には生命保険に入らされるというお話をしたと思います。
ということは、すでに生命保険に入っているなら余分に余るということになります。

生命保険は必要な額だけあれば十分です!
これが、保険を見直す理由の一つです。

生命保険を見直す2つ目の理由は保証内容です。
多くの場合、保証は一定にしています。
60歳まで死亡保障は一定。
しかし、残された家族に必要なお金です。
必要な金額は年とともに減っていきます。

だから、これを見直すことによって、毎月の支払額を少なくできます。
もし、その分を住宅ローンにまわすなら、住宅ローンの支払いが楽になるんじゃないでしょうか?
と言うことで、住宅ローンを借りるときは、今入っている生命保険を見直してください(^_^)

ここでおさらいです!
1,家計の見直し
2,ローンの見直し
3,保険の見直し

これで数百万節約できるかもしれません!
そのためにも、是非見直しをしてみてくださいね( ^o^)ノ

では次に、建物本体以外にかかる費用の話をします。
どの住宅メーカーも、『建物本体価格〇〇〇〇万円、坪□□□万円』って言います。

では、この建物本体価格だけで、生活が出来るような家になるのか?

と言うと、決してそうではありません。
車も車両本体価格だけでは道路を走れません。
税金や付属品、またガソリンを入れないと走れませんよね。

建物も一緒です。
建物本体価格以外にかかる費用があります。

続きは次回お話しますね(*^O^*)お楽しみに♬
木のぬくもりと光に包まれる家【外観】.jpg

安全な予算を組む事!

こんにちは(・ω・)松永建設です!

前回は、借りる額は少なく、金利は低いものを、返済期間は短い方がいい。
欲張った無理なプランは立てず、安全な予算を組んでください。でしたね!

今日はその続きです。
住宅ローンの細かいことは、ファイナンシャルプランナーに相談してください。

通常、専門家にお願いすると費用がかかります(>_<)
しかし、保険会社や金融機関にはこの資格を持っている人たちが居ます。

現在入っている生命保険会社、もしくは取引のある金融機関の人に相談してください。
その人にお願いすれば無料です!

繰り返しますが、人生最大の買い物は、家ではなく住宅ローン。

金利と期間を考慮すること。
また、業者任せにしないこと。
あくまで家を建てる目的は、毎日の生活を楽しむことです。

あと、当然ですが、お金を借りたら払わなければいけません。
しかも利子をつけて・・・

そこで、今日は毎月の返済負担を軽くする方法を話しますね( ^o^)ノ
それは、出費の見直しです。

ローンを組むときに見直しをすると住宅ローンの資金がいくらか捻出できます。
見直し項目は主に3つあります!

まず1つ目は家計です。

毎月の支出がどうか見直してください。
その支出は生活に必要なのかどうか?
ムダな出費はないか?

と言うのが、生活が豊かになるにつれ、必要だと思わされているものが年々増えてきているんです。

例えば、携帯電話。
30年前だとほとんど誰も使っていませんでした。
でも無くても全然不便に感じなかったのではないでしょうか?

では、この携帯電話、月に8000円以上使っていませんか?

今、携帯がないと不便に感じる火と思いますが、通話料を安くすることは出来るのではなでしょうか?

また、家電製品なんかがエコで省エネでどうのこうの~っていってますが、電気代を節約できる方法もあるみたいですからね(*^O^*)

まずは家計の支出を見直してください。

2つ目に見直してほしいものは、住宅ローン以外のローンです。

車など、色々なローンを組んでいますよね。
それらのローンの金利は、住宅ローンよりも高い事がほとんどです。
それを見直せば、安くなる場合があります。
ですから、ぜひローンを見直してください!
次回は、見直して欲しいものの3つ目をお話しますね(^_^)vお楽しみに♬
憧れのレトロモダンスタイルの家【内観②】.jpg

住宅ローンの続き

こんにちは(・ω・)松永建設です!

前回は、住宅ローンの金利と返済期間で、総支払いが何百万も違ってくる話でしたね。
今日は、その続きです。

2000万のお金を借りて、返済期間が30年でも金利4%だと3400万になります。
ですから、返済期間と金利を充分に検討してくださいね( ^o^)ノ

そうすれば正しい判断が出来ます。

さて、住宅ローンを組む場合に気を付けて欲しいことが2つあります。
1つ目は業者任せにしないこと。
その業者の1つは、ハウスメーカーや住宅メーカーのことです。
業者は沢山借りてくれた方が、予算のウエイトを建てものにかけられるので、少しでも多く借りられる努力をします。
こういう仕様にしたら、割り増しで余分に借りられますと。

高耐震・高耐久・省エネとか色々ありますよね。

でも、借りたら利子を付けて払わないといけません。
ですから、業者任せにしないでくださいね。

それから、もう一つの業者の金融機関です。
金融機関は、お金を貸して利息をもらって会社を運営してます。
貸せば貸すほど儲かるわけです。
だから、条件さえ整えば貸してくれます。
というよりも、返済が確実に取れるという担保があればいくらでも貸してくれます。
貸したお金を確実に回収するために、命を担保に取ります。
要するに、生命保険に入らないと借りられません。
本当にひどい話ですが、こんなの日本だけです。

次に、2つ目の注意点です。
借りる額は少なく、金利は低いものを、返済期間は短い方が良いです。
欲張った無理なプランを立てなければそれが出来ます。
誰だって、家は大きく豪華な方が良いわけです。
でもそのために、毎日の生活がひもじいものになったのでは、楽しくありません。
毎日の生活を楽しむ為の家、それを忘れないでくださいね(*^O^*)

安全な予算を組むには、将来に渡るライフプランを立てる必要があります。
将来どれだけ収入があり、出費はいくらか?
それを、年度毎に書き出してください。
そうすれば、その年の収支のバランスがどうかが分かります。
もし、マイナスになるなら、その年は資金ショートするわけです。
それらを全部書き出した上で、安全な予算を組んでください。

続きはまた次回お話ししますね(・ω・)お楽しみに★
憧れのレトロモダンスタイルの家【内観①】.jpg

住宅ローンについてのお話

こんにちは(・ω・)松永建設です!

前回は、新築の家がアパートより広くなることで、家族のコミュニケーションが減ってきてるという話でしたね。

アパート住まいの時は家族がリビングダイニングで一緒にだんらんを楽しんでいたはずですが、新居では食事が終わればそれぞれが自分の個室に行きます。

そして朝まで顔を合わせることがない・・・

という話をよく聞きます。

そうならない工夫をした家づくりを考えてください!
また、無理な資金計画をすると後々返済できなくなり家を手放すことになりかねないので、ぜひ安全な予算を組んでください。

家を建てる目的は生活を楽しむことが1番です!
間違っても、家を建てることが目的にならないように注意してください。

さて、今日はタイトルにもある通り住宅ローンの話です(^_^)/

人生最大の買い物といえば「家」と思っている方が多いと思いますが、実は違うんです!

キャッシュで買う方は別ですが、実は「住宅ローン」なんです。

多くの方は、住宅ローンで家を建てています。

なので、例えば金利3%で2000万のお金を借りるとします。

そうすると、35年払いでは総額3200万円払うことになります。

要するに、2000万の家を3200万で買うことになるということですよね・・

本来は2000万なのに、3200万払わないと家を建てられない。

でも支払い期間を少し短くするだけ総支払額は変わってきます。

例えば金利3%で2000万のお金を借りて支払いを30年にしたとします。

すると、支払額が約200万少なくなり、総支払い額は3000万円。

つまり、5年短くするだけで200万余計に払わなくて済むということですね。

毎月の返済額を押さえるには、返済期間を長くすればいいんですが、総支払額は返済期間が長くなればなるほど増えていきます。

そこから総支払額に影響するのは金利です。

先ほど3%で計算しましたが、これが4%になると35年で3700万・・
先ほどよりも500万余分に払う事になります。

500万もあれば高級車も買えますし、システムキッチン、洗面化粧台、システムバス、トイレなどの設備品もより良いものに出来ます。

続きはまた次回お話しますね(^O^)お楽しみに★ミ
木のぬくもりと光に包まれる家【外観】.jpg

生活を楽しむ為にはどういう家にしたらいい?

こんにちは(・ω・)松永建設です!

前回まで「住まいづくりの正しい手順」についてお話ししました。
今日は安全な予算を組むためにはどうすれば良いかという話です。

まず、正しい資金計画をするには、建物よりも楽しい生活を送れる!ということを家を建てる目標にしなければいけません。
でも実際に家づくりが始まると、何とか良い家にしようと努力します。
建物ばかりに意識が向き、楽しく暮らすということが横に追いやられているんです(>_<)
家づくりが進むほど建物の話になっていきます。

それは家を建てる業者さんもそうです。
業者側も、ほとんど建物の話しかしません。
いかに良い建物にするか・・
いかに長持ちする家にするか・・

しかし、新築したからといって夢の生活が始まるわけではありません。
ごく当たり前の生活を送ることになります。

その日常生活の中で、どういう生活を送ることが自分にとって一番良いのか・・

それは、それぞれの家庭によって価値基準が違いがあるので、「自分が生活を楽しむ為にはどういう家にすべきか」という観点で考えてください。

本来家を建てることは手段のはずです。

しかし、建物が目的になってしまっているんですね。

目的を間違えないこと!これが一番大切な点です。

例えば、設備をきめるときその設備を入れることによって更に楽しい生活ができるのか?
全て何かを決めるときには必ず、自分たちの生活がより楽しくなるかどうか?
そういう基準で考えると、建物に商店が合わずにすみます。

ぜひ、生活に焦点を合わせた家づくりにしてください( ^o^)ノ

家は新しくなったのに家族はバラバラ。
残念ながらそういう家庭が多くみられます。
それは特に、狭いアパートに住まいの方に多いみたいです。
新しい家で、楽しい生活が始まるはずなのにどうしてだと思いますか?

それは、新築の家はアパートより広くなるからです。

当然部屋も増えるし、広くなると快適になり家族それぞれが自分の部屋に閉じこもるようになります。
そして家族のコミュニケーションが減ってきて、家族が同居人になってしまうという問題が起きています。
アパート住まいの時は部屋数が少ないので、どうしても一つの部屋にいることになります。
その時は、家族がリビングダイニングで一緒にだんらんを楽しんでいたはずです・・。

この続きはまた次回お話ししますね!\(^_^)/お楽しみに♬
木のぬくもりと光に包まれる家【内観①】.jpg

優先順位を決める!

こんにちは(・ω・)松永建設です!

前回は叶えたい要望に順位を付けることでしたね!

今日は予算に影響する重要な要素の3つ目です。
それは、デザイン性=かっこよさです。
かっこいい家にしようと思えば思うほど予算が増えてきます。

最後の4つ目は部屋数です。
同じ広さでも部屋数が多いほど高くつきます。
なぜなら、壁の量が多くなるし、窓やドア、収納も増えるからです。

予算に影響する物は広さ、グレード、デザイン性、部屋数です。
この4つを全て満たそうとすると当然予算オーバーします。

予算を100とすると何を優先するかで他の物は抑えないといけません。

しかし、せっかくだからと全部叶えようとして100ではなく120とか150になってしまう訳です・・・

例えば広さを優先するのであれば、他の3つの要素は残った予算の中で配分しなければいけません。

これが、「優先順位を決める」ということです。

次に正しい手順の4番目です。
それは、「正しい選択基準と判断基準を身につけること」です。

例えば土地を選ぶ場合。
確かな判断基準、選択基準がないと正しい判断が出来ません。

また、それは業者を選ぶ場合も同じで、この業者選びは最も難しいことです。

ですから、業者選びの正しい判断基準を持たなければいけません。

ここまでが正しい家づくりの手順です。
この手順で住まいづくりを進めれば決して後悔することはありません。

そしてきっと自分の満足のいく家を建てることができます。

正しい手順のまとめると、
1,自分の安全な予算を把握する
2,自分を知る
3,優先順位を付ける
4,正しい判断基準と選択基準を持つ

しかしほとんどの人はいきなり展示場や見学会に出かけています。
それは無防備で戦いに出かけていくようなもの・・・

だから家づくりで後悔することになるんです。
そこで、次回から手順について具体的にお話していきますのでお楽しみに(^O^)♬
新築やリフォームなどお考えの方いらっしゃいましたら、ぜひ松永建設までご相談下さい\(^_^)/
木のぬくもりと光に包まれる家【内観②】.jpg

自分の欲しいものを知る

こんにちは(・ω・)松永建設です!

前回は本当に必要な物、どうしても欲しいもの、それを自分で知るということでしたね!

今日はその続きです。

例えば車。
車の場合は、乗用車、ワンボックスカー、スポーツカーなど色んなタイプがありますが、スポーツカーが欲しい場合はスポーツカー専門の所へいきますよね?
間違っても乗用車やワンボックスカーの所には行かないとおもいます(´・д・`)

でも、家の場合は違うんです。
ただ家を建てたいということで、特徴の違うところに行くんです。
車でいうとスポーツカー、乗用車、ワンボックスカーなどタイプ関係なく無差別に行ってるんです。
そして、それを同じ土俵でどれが良いか比較するわけです。
用途が違うので本来は比べられない物なんですが、このように自分が欲しいものが分からず行動すると、正しい判断が出来なくなるんです。

ただ家を建てたい!ということで闇雲に特徴の違うところに行っても用途が違うので本来は比べられない物ですよね。

業者さんも、お客さんが来たら当然自分の商品を勧めます。
「うちじゃなく〇〇ホームのほうが良いですよ!」なんて言ってくれません!
そうではなく、「うちに任せてくれれば〇〇様の望む家を建てて差し上げます」と必ず言います。
だから自分が欲しいものを知って、それが得意な業者さんを探さなければいけません。
そしてその中から一社に絞るのが正しい方法なんです。
だから2番目は「自分の欲しいものを知る」と言うことなんですね。

次に正しい手順の3番目です!
それは、「叶えたい要望に順番をつけること」です。

すべてを叶えようとすると当然予算オーバーしますので優先順位を決めてください。

本当に自分に必要なもの、どうしても欲しいもの、その予算配分も自分で決めないといけない訳です。

後ほど詳しくお話しますが、予算に影響する重要な要素は4つ程あります。

まず一つ目は広さです。
広くなればなるほど、当然家の値段は高くなります。

二つ目は家に使う建築材料。
材料の質、グレードです。良い物や高価な物を使えば当然高くなります。

この続きはまた次回話します(^O^)お楽しみに♬
新築やリフォームなどお考えの方いらっしゃいましたら、ぜひ松永建設までご相談下さい\(^_^)/
友達に自慢したくなる家【内観②】.jpg

住まいづくりの正しい手順

こんにちは(・ω・)松永建設です!

前回の話では何が問題だったのかわかりましたか?

それは、「選択肢が少ないこと」でしたね!

沢山調べる人でもせいぜい5%程度です。

さらに、情報発信している業者の情報しか入ってこないという問題もあります。

住宅展示場、見学会、広告宣伝、営業マンがいる、ホームページを開設しているなど、そういう業者しか知り得る機会がありません。

実は、情報発信している会社は20%以下ですので、人工100万人だと200社以下になります。

だから残りの800社は、展示場はおろか見学会を開催したことがない...。

また、広告宣伝をしないし営業マンもいない業者です。

でも、情報発信してないところに意外と優秀で信頼のおける業者がいたりします。
そして多くの人はそんな業者に巡り会うこと無く家を建てているんです。

では早速住まいづくりの正しい手順についてお話します。

まず最初は、「安全な予算を知る」です。

お金をいくら用意出来るか計算することです。

その前に皆様に知っておいていただきたいのですが、家を建てることが目的です。

ですが、家を建てることを目的にすると失敗します。

なぜなら新居で、自分と家族が将来にわたって健康で楽しい生活を送ることが願いのはずなのに、立派で綺麗な家は建ったが、切り詰めた生活をしていく中で夫婦喧嘩が起きたり・・・

これでは家を建てた意味がないですよね。

だから一番目は安全な予算を組むことです。

建てる前よりも生活水準が上がることが理想ですね(^O^)

もし、ゆとりのある予算を組むことが出来たら楽しい生活がおくれますよ!

しかし多くの人は限界の予算を組んでいます。

目一杯、借りれるだけ借りて家を建てています。

だから一つでも歯車が狂うと返済が滞ってくるわけですよね。

そうならないために、安全な予算を建てて下さい。

住まいづくりの正しい手順の2番目は自分自身を知ることです。

本当に自分が欲しいものはなにか?

それを知ることです。

情報過多の時代です・・・「なんか感じが良いな~」とか「自分にとって良さそう!」など感情に惑わされることもあると思うので、本当に必要な物を知る方法についてはまた次回お話します。

新築やリフォームなどお考えの方いらっしゃいましたら、ぜひ松永建設までご相談下さい\(^_^)/
友達に自慢したくなる家【外観】.jpg

失敗しない住まいづくりの秘訣

こんにちは(・ω・)松永建設です!
今日から「失敗しない住まいづくりの秘訣」というテーマでお話していきたいと思います。

私の意見ですが、物事には手順があります。
手順を無視するとほぼ失敗します。
同じ事が住まいづくりにも言えます。
ですので手順は守らないと後で後悔することになるので読んでいただけたら嬉しいです(*^O^*)

一番多く最もある間違いは、展示場や見学会に見に行くことです。
何も準備せず結論を求めようとする・・・
それが大きな間違いなんです。

なぜそう思うようになったかですが、お客様の経験をお聞きしたからです!
ほとんどの方が同様の手順で住まいづくりを行っていました。
総合展示場に行き、出展しているメーカーを見て回ります。
また、見学会にも出かけていきます。
もちろん、インターネットや住宅雑誌で調べたりもしますが、それがそもそも間違いだったのです。

なぜ間違いかわかりますか?
例えば50社から直接話を聞けば、それで十分調べたつもりになりますが、満足のいく家づくりは出来ないんです(>_<)
家づくりの手順を間違えると上手くいかないんです。

では何が問題なのかですが、もし50社比較検討するとしたらかなり大変だと思います。
しかし家を建てられる業者は人口1000人に対して約1社あります。
では人口100万人だとしたら社比較検討したとしても、1000分の50・・・
そのたったの5%の中から自分にふさわしいと思う住宅会社を選ぶことになるわけです。
だから、残り950社は知らないまま家を建てる事になります。

さらに問題がありますが、続きは次回お話しますね\(^_^)/

新築、リフォーム、土地探しなど、気になることなどございましたらぜひ松永建設までご相談下さい♬
友達に自慢したくなる家【内観①】.jpg

第十二回 坪単価で知っておくべき5つのポイント

家の価格の高低を判断するための基準として『坪単価』があります。
実際、多くの方から坪単価についてご質問をいただきますし、それをもとに価格の高低を判断されている方も多くいらっしゃるでしょう。
しかし、事実を申し上げるならば、坪単価というものはほぼ当てになりません。ですから、今回はその理由についてお伝えしていきたいと思います。

坪単価は、以下の5つの項目によって大きく異なってきます。つまり今からお話させていただく5つの項目がどのようになっているのかで、安くもなれば高くもなるということなんですよね。では早速具体的にお伝えしていきましょう。

"坪単価に違いを生じさせる1つ目の要因"

『家の形状の違い』です。
坪単価というものは、建てる家の形状に大きく左右されます。
例えば延床面積が同じだったとしても、1階が広く2階が小さい家と、1階と2階が同じ広さの家(総二階の家)では全く坪単価が違ってきますし、ましてや平屋ともなれば坪単価はグンとアップすることになります。

ですから、あなたが建てたいと願う家がどんな家なのかを相手につたえないままで、ただ単に坪単価だけを聞いて判断してしまうと、本当に選ぶべきパートナーを見過ごしてしまうことになりかねないので、その点に注意していただければと思います。

"坪単価に違いを生じさせる2つ目の要因"

『メーターモジュールと尺モジュールの違い』です。
これは、柱が立つ間隔の差のことです。メーターモジュールでは、1m間隔で柱が立ちますが、尺モジュールでは、91㎝間隔で柱が立ちます。
となると、同じ間取りプランを描いたとしても、大きく面積が違ってくることになります。

例えば、縦方向に柱9本、横方向に柱9本となるように総二階の間取りプランを描いたとします。
すると、メーターモジュールの場合は、縦横ともに1m×8区間=8mずつということになり、各階の面積が、それぞれ8m×8m=64㎡ずつということになります。
これに対し、尺モジュールの場合は、縦横ともに91㎝×8区間=7.28mずつということになり、各階の面積が、それぞれ7.28m×7.28m=52.99㎡ずつということになります。

となれば、同じ間取りを描いたとしても、64㎡×2-52.99㎡×2=22.02㎡(6.66坪)も面積に差が出る事になります。もちろん、メーターモジュールの方が面積が広い分、少しだけ尺モジュールよりも総額が割高になるので、その分を考慮した上で価格比較してみたいと思います。

メーターモジュールの家:128㎡(38.72坪)・1800万円
尺モジュールの家:105.98㎡(35.05坪)・1700万円
あくまで参考例ですが、同じ材料を使った時には、おそらくこの程度の差になるのではないでしょうか?

この場合メーターモジュールの方は、1800万円÷38.72坪=46.48万円が坪単価ということになります。そして尺モジュールの方は、1700万円÷32.05坪=53.04万円が坪単価ということになります。
結果、53.04万円-46.48万円=6.56万円もの坪単価の差が、ただモジュールを変えるだけで出てしまうんですよね。

坪単価の安さを前面に打ち出している会社の多くは、メーターモジュールを採用していると思いますが、ただ坪単価が安いだけで、家そのものが安いかどうかは微妙なところなので、惑わされないように充分に注意していただければと思います。
これが2つ目の要因です。

"坪単価に違いを生じさせる3つ目の要因"

『延床面積と総施工面積の違い』です。
延床面積とは家の床面積のことであり、これが図面に記載されている面積です。総施工面積とは、図面に記載している面積に入っていない部分も含めた面積です。具体的には、玄関ポーチ(外玄関)やベランダ、吹抜け、ロフト、小屋根収納、ウットテラス(中庭)といった部分などを含めた面積です。

通常、見積金額の総額を延床面積で割った数字が『坪単価』だと思っている方が多いと思いますが、実は、全ての住宅会社が、この延床面積を基準に坪単価の説明してくれているとは限らず、総施工面積で割った数字で説明してくる会社もあるということを覚えておいてください。

確かに家の工事をする時には、こういった所も全て工事をするわけなので、それなりにコストもかかってきますから、それがおかしいというわけでもないのですが・・・
しかし、延床面積で割るのと総施工面積で割るのとでは、全く坪単価が違ってきますね。例えば、延床面積が30坪、玄関ポーチが1坪、ベランダが2坪、吹抜けが4坪、中庭が3坪あったとしましょう。そうすると総施工面積は40坪ということになります。

家の総額が1800万円だったとしたら、『延床面積』の場合は坪単価60万円なのに対し、『総施工面積』の場合は坪単価45万円ということになり、坪単価の感じ方は全く違ってきますよね。

しかも、これは先程のモジュールの差以上に、坪単価の差が大きく開くことになりますから、この錯覚にも惑わされないように注意していただければと思います。『この会社は安い!』と思って、いざ図面を描いてもらい見積りが出てくると、予想していたよりも遥かに高い見積りが出て来てビックリした・・・なんてことになってしまえば、ただ単に無駄な時間を過ごすことになりかねないですね。

"坪単価に違いを生じさせる4つ目の要因"

『入口価格と出口価格の違い』です。
簡単に申し上げると、一体どこまでの工事費用が見積りの中に含まれているのか?これが住宅会社によって全く違うということです。

家をたてるにあたり、付帯的に必要になってくる工事というものがあります。
例えば、仮設トイレや仮設水道、仮設電気に仮設足場といった仮設工事です。
また、地盤調査費用や、各種保証費用、設計費用・建築確認申請・検査費用もそうですし、家の外部の水道工事(屋外給排水衛生工事)や電気外線の引込工事、照明器具やカーテン、浄水槽工事などもこの付帯工事に含まれます。

表向きの坪単価設定が安い会社や、『本体価格』として家の価格を表示している会社などは、こういった工事を含んでいない場合が多く見受けられます。
実は、付帯工事だけでも平均的に150万円ぐらいはかかりますし、住宅会社によっては200万円以上もの費用を設定している会社もあります。

ですから、こういった費用を見落としたままプランに進んでしまい、見積りの時に、あまりの金額の開きに驚かないようにするためにも、安すぎるなと直感的に感じる住宅会社には注意していただければと思います。
(見積りの税抜き金額を大きな太字で記載し、税込み金額を小さい細字で記載している会社もあり、これだけでも百万円以上価格差があるので、これにも注意してください)

"坪単価に違いを生じさせる5つ目の要因"

『標準工事とオプション工事の違い』です。
前回お伝えしましたが、家の材料は、見た目は全く同じようでもいくつかのグレードが存在しています。例えば、外壁材の1つであるサイディングをとっても、4~5段階ものグレードが存在します。そして、最も高いグレードと最も低いグレードを比較してみた場合、驚くことに100万円以上価格が違ってくることがあります。

また、外壁のみならず、もちろん床材にせよ室内ドアにせよ、サッシにせよ玄関ドアにせよ、キッチンにせよお風呂にせよ、材木にせよ、屋根にせよ全ての材料にグレードが存在するわけなので、これらのグレードを落とすことで、表面的な価格を安く設定出来るというわけです。

ですから、まずはどんな材料を標準的に使っているのか?を建てている家や建てた家を見せてもらいながら説明してもらうことで、プラン作成に入るまでに明確にしておくことをオススメします。
その材料を使うことを前提として、資金計画で導き出した予算の中でプランを描いてもらわないと、後から予算が狂ってしまいますからね。

いかがでしたか?
『家の形状の違い』から始まり、『モジュールの違い』と『延床と総施工の違い』、そして『入口と出口の違い』と『標準とオプションの違い』、この5つの要因によって、坪単価は大きく違ってくることになります。

ということで、結論をいうと『坪単価』や『本体価格』という表示は、全くあてにならないということなので、見かけの安さに騙されないように注意していただければと思います。
家づくりをお考えの方や、新築・リフォームをお考えの方!お気軽に松永建設までご相談下さい( ^o^)ノ
DSCF3060.JPG

第十一回 選ぶべきじゃない住宅会社とその理由2

前回は、安すぎる会社や値引きする会社がなぜ危険なのかを職人さんに焦点をあててお伝えしましたが、今回は残りの2つに焦点をあててお伝えしたいと思います。
 
では、安売りや値引きが『建築会社の利益』にどのような影響を与えるかについてからお伝えしますね。

一部例外もあるとは思いますが、驚異的に価格が安い住宅会社のほとんどは、前回もお伝えした職人さんの手間代がものすごく安いことや、そもそも安い材料を使っていることは当然のことながら、何より利益設定が低いという特徴を持っています。

つまり、1軒あたりの利益はものすごく少ないのですが、数をこなす事によって経営を成り立たせている、いわゆる薄利多売ビジネスであるということです。
となると、最も経費がかさむと言われている人件費を削らざるを得なくなり。現場を動かす役割となる現場監督がいなかったり、現場経験が未熟なスタッフが現場を仕切らざるを得なくなってしまいます。そうなれば、気がつけば全く違う家に仕上がってしまっていた・・・という状況を招くかもしれません。

また、アフターメンテナンスが雑だったり、下手をすると、してくれないことだって考えられます。そうなれば、もし調子が悪い部分が出たり、壊れてしまった時に、困った状況に陥ってしまいますよね。

さらに、そんな経営をしていたら、いつ潰れても決しておかしくありませんから、もし潰れてしまった時には、そもそもアフターメンテナンスを頼む相手がいなくなってしまうという状況を招いてしまいます・・・

もちろん、住宅会社は一生懸命仕事をすることは、お伝えするでしょうし、アフターフォローもしっかりとしますと口では言うでしょう・・・
しかし、現実はどうでしょうか?

住宅会社は、あなたに30年以上もの長い期間に渡って『住宅ローン』を組んでいただき、何千万という買い物をしていただくわけです。
ですから、その責任として会社を継続していく責任がありますし、あなたが安心して暮らしていけるようにサポートし続ける義務があります。
そしてそのためには、"適正な利益"が必要にもなってくるわけであり、真っ当な会社であれば、簡単に値引きしたり、安売りしたりは出来ないはずです。

ですから、目先の安さや値引きの誘惑に騙されて、後々困ったことになってしまった・・なんてことにならないように、安売りしたり、安易に値引きするような住宅会社には気を付けていただければと思います。

それでは、最後に3つ目の要素である『家の材料代』についてお伝えします。ここは、今までとすこし違う視点でお伝えさせていただきます。

家で使用する材料は、見た目は同じようなモノでも、いくつかのグレードが存在します。
例えば、外壁材や床材といった目に見える材料もそうですし、断熱材や材木といった目に見えなくなる材料もそうです。
そして、どのグレードを選択するのかによって結構価格は違ってきます。

ですが、それ以上に価格が大きく違ってくる要素となるのが、メーカーさんや取引業者さんからの材料の仕入れ価格です。
この仕入れ価格が安いか高いかは、家づくりの価格に大きな影響を与えます。

例えば、定価で100万円のお風呂があったとします。そして、その仕入れの掛け率がA社とB社で15%違うとします。
すると、15万円という高価な費用が、たった一つの商品だけで違ってくるということになります。
それに加えて、定価で100万円のキッチンの仕入れ価格までも、15%も差があったとしたら・・・
さらに、水回り商品だけじゃなくその他の材料も、この仕入れ価格が全く違っているとしたら・・・

そうです。
同じ商品を使ったとしても大きく価格が違ってくることになりますよね。

もしかしたら、あなたはこの違いを多く建てている会社とそうじゃない会社との違いと感じられたかもしれません。確かに、数の原理は存在しますから、それもあるでしょう。しかし、実際のところは、それだけでもないんですよね。

つまり、建てている数が多いからといって必ずしも仕入れ価格が安いわけでもなければ、建てている数が少ないから必ずしも仕入れ価格が高い訳でもないということなんですよね。

これは、その会社の企業努力によるものですから、一概に言えませんが、"会社対会社"のビジネスも結局は"人対人"なので、メーカーさんや取引業者さんたちから、『この会社のために力になってあげたい』と思っていただけるような熱意があり誠実な会社であるかどうなのか?が仕入れ価格に大きく影響するということなのですね。

とはいえ、多くの住宅会社がチープな建材を使って価格を下げるのではなく、仕入れコストを下げる努力をすることで、良い材料を使いつつ少しでも安く建てられるように努力しているものの、良い家を建てようと思えば手間がかかるわけですし、アフターメンテナンスサービスもしっかりしていかなければいけない訳ですし、そのためには会社を存続させなければいけない訳なのです。
このような背景からやはりそれほど安く建てられるわけではありません。
ということで、住宅会社を選ぶ時は、ただ価格が安いからという理由で選ばないようにきを付けていただければと思います。
良い会社には、良い職人さんたちとサポートしてくれるメーカーさんや取引業者さんたちがついているので、そこを見極めていくことが住宅会社選びでは大切だということを覚えておいてくださいね。

では次回は『坪単価の裏話』についてお伝えしたいと思います。
住宅業界には価格表示に基準がないことから、多くの方が勘違いしやすい事ですし、間違った知識を身につけていただければと思います。
それでは次回もお楽しみに\(^_^)/
Y様 (48).jpg

第十回 選ぶべきじゃない住宅会社とその理由

前回、
✔資金計画もせずに、いきなり土地を探しだそうとする会社(人)
✔先に土地を不動産屋さんで決めてきて欲しいという会社(人)
✔住宅ローンを銀行に丸投げする会社(人)
✔手当たり次第にたくさん土地情報を集めようとする会社(人)
✔土地が見つかるまでプランを描いてくれない会社(人)
は選ぶべきじゃないとお伝えしましたが、今回はその理由についてお伝えしていきます。

と言っても、その理由はとっても簡単で、要するに自社の商品である『家を売ること(=契約を取ること)しか考えていない』からです。

おそらく、これから家を建てようとお考えのあなたは、30年以上という長い年月で"住宅ローン"を組もうと考えていると思いますが、その間は、ただ"住宅ローン"だけを払っていればいい訳ではなく、もちろん車を買い替えなければいけないわけですし、子供達を大学や専門学校に進学させてやりたいと考えていますよね。また、家族の思い出作りのために時には旅行に行くことだってありますよね。さらに、食費や光熱費も子供の成長とともにどんどん増えていくでしょう。携帯代だって余分にかかってくることになりますよね。

ですから、建てた後の暮らしのことを考えた資金計画がとっても大切になってくるわけなのですが、冒頭に例を挙げたような会社(人)は、明らかに資金計画をおろそかにしたままで家づくりを進めていこうとしています。そうなれば、結果的にあなた自身が無理な住宅ローンを組む事になり、後々苦しい生活を送ることになってしまうんですよね。

確かに住宅会社は『家を建てるプロ』なのですが、それと同時に、あなたにとって初めての家づくりを全力でサポートすべき存在でもあるべきです。そう考えるならば、そして本当に、あなたの将来の幸せを真剣に考えているならば、お金のことや土地の事についてもプロとなるべきなんですよね。

ですから、住宅会社を選ぶときには、前回お伝えした点に注意しつつ、信頼できそうな会社(人)にお願いするようにしていただければと思います。

といっても、"よく足を運んでくれるから熱意がある"という風に勘違いしてしまったり、"ニコニコして感じが良いから信頼できそうだ"という表面的な部分に騙されないようにも、充分に注意してくださいね。

あと、"安さをアピールしてくる会社"や、"やたら値引きをする会社"にも要注意ですよ!

あなたにとっては、安いとか値引きをしてくれるということは嬉しい事だと思いますが、何もないところから造っていく注文住宅では、それが後々あなた自身に跳ね返ってくることになるかもしれませんからね。

ではその理由について、具体的にお伝えしていきましょう。

家の価格は、大きく分けて以下の3つの要素から成り立ちます。
1.職人さんの手間
2.建築会社の利益
3.家の材料代
ですから、家の価格を安くしたり、値引きするということは、この3つのうちのどれか、あるいは全部を安くするしかないわけなんですよね。
では、それぞれ1つずつ考えていきましょう。

まずは『職人さんの手間』についてです。

例えば、あなたが〇〇工務店と契約するにあたり、100万円もの費用を値引きしてもらったとしましょう、(普通ならありえませんが・・・)
そうなれば、その値引きされた100万円は、先ほどの3つの要素にそれぞれ負担がのしかかることになります。
では、職人さんにのしかかった場合どうなるでしょうか?

例えば、1日の手間代が15.000円の大工さんが、90日かけて建てる予定のお家であれば、大工さんに支払う手間代は135万円ということになりますよね。そして、仮にその手間代を工務店側から27万円値引き要求されたとしたら、大工さんは108万円で仕上げなければならなくなります。

そうなれば、大工さんの1日の手間代は12.000円となり、1ヶ月で25日働くとしたら、月間で75.000円も手取りが減ってしまうことになるんですよね。

もし、あなたがこの大工さんの奥さんならどう思います?
月の給料が75.000も減ってしまえば、生活がキツくなりますよね・・・
となれば、この大工さん給料が減らないように仕事するようになりますね。つまり、108万円で仕上げなければいけない家で、15.000の手間代をもらおうと思うなら、90日かけて仕上る予定だった家を、わずか72日で仕上げようとするわけです。
これがどういうことなのか・・ご想像していただければお分かりになりますよね?

そうです。
ご想像いただいたと通り、もしかしたら早く終わらせようと雑な工事になるかもしれないですし、もしかしたら朝早くから夜遅くまで仕事をして近所からクレームの声が上がってきてしまうかもしれません・・・

必ずしもこうなるわけではありませんが、要するにせっかく高いお金を出してローンまで組んで建てたのに、最終的に自分に跳ね返ってしまうかもしれないということなんですよね。
そんなの絶対に嫌ですよね・・・

ですから、安さを売りにしている会社や値引きをしてくる会社は選ばないように気をつけていただければと思います。
それでは次回は、残りの2つの要素についてお伝えしていきますので、お楽しみに\(^_^)/
M様 (58).jpg

第九回 土地を見極めるための3つのポイント

前回、たとえ誰もが欲しいと思う日当たりが良さそうな南側道路の土地であったとしても、"日当たりが保証されそう"というメリットの裏には、案外その日当たりの恩威が受けられる家の設計をすることが難しい・・・とか、割高かつ価格交渉が困難で、即決しなければ誰かに奪われてしまうので、ゆっくり考える時間が無い・・・というデメリットが潜んでるということをお伝えしましたが、全ての土地がこのようなメリットやデメリットを持っているものなんですよね。

これは逆に考えてみると、どんな土地でも設計の工夫やアイデア次第で、その土地が持つメリットを最大限に引き出すことも充分可能であるという事にもなります。
ですから、『高い土地=良い土地』、『安い土地=悪い土地』という固定概念にあまり捕らわれず、資金計画で導き出した予算を意識しながら、その範囲内出土地探しをしていただければと思います。

とは言っても、何を基準に土地選びをすればいいのか分からないと思っている方が多いでしょうから、今回は土地探しにおいて大切な3つのポイントについてお伝えしたいと思います。

では、まず1つ目ですが、『いいな~と思う土地が見つかった時は、最低6回は現地を見に行く事』です。
と言っても、ただ6回見に行けばいつでもいいという訳ではなく、ポイントは"いつ見に行くか"です。
具体的に言うと、『平日の朝・昼・夜』と『日曜の朝・昼・夜』です。

平日の朝が大事な理由は、"日の入り方"はもちろんのこと近隣の方たちの通学・通勤・ゴミ出しの状況などの様子が見られることです。

平日の午後に関しては、もちろん"日の入り方"ですよね。
これは重要な所ですからね!

そして平日の夜が大事な理由は、"外灯があるかどうか"を認識できるからです。
これは以外と盲点となる部分なのですが、大切なお子様の通学に関わってくることなので、昼間だけではなく夜も見に行っていただければと思います。

また、これと同じように日曜日にも朝・昼・夜の3回現地を見に行ってください。
その理由は、平日と日曜では人の行動は全然違うからです。以外にも多くの方が、土地を見に行くのは日曜の日中だけですが、これだけでは環境や近隣の状況はよく分からないものです。
ですから、平日と日曜の両方の朝・昼・夜の近隣の状況や環境を見ていただくことで、より詳しくその土地を把握するようにしていただければと思います。

こうすることで、日曜の午後だけしか土地を見に行かないままで土地を決めてしまい、後から後悔してしまう・・という事を最大限に防ぐ事が出来るようになります。

では、続いては2つ目のポイントである『近所にどんな人が住んでいるかリサーチすること』ということについてお伝えしていきますね。

もちろん、リサーチは不動産屋さんや住宅会社などに任せるのではなく、自分ですることが大事です。
なぜなら。自分が一生暮らしていくことになる土地だからです。

しかし、多くの方が、『聞きに行く時間が無かった・・』とか、『何を聞いたら良いか分からないし、聞きにくい・・』とか、『不動産屋さんに聞いたら心配ないと言っていたから大丈夫だと思った』といったような理由から、自分自身でリサーチをしないまま土地を買っている方が多いんですよね。

おそらくあなたもそうだと思いますが、一生暮らしていく土地ですから、✔近所の人はいい人なの? ✔浸水の心配は大丈夫? ✔地震の時は大丈夫? ✔津波のリスクは? ✔学校までの通学路は安心? ✔病院やスーパーは? ✔自治会は?など、心配な事がたくさんあると思います。

それらの心配要素を消すことができる1つに、市役所や町役場に備え付けてある『ハザードマップ』があります。過去の水災の状況、将来の災害予測、液状化リスク、緊急時の避難場所、学校や病院施設の場所などが記載されている冊子です。これを見れば、その土地のことを多く知ることが出来ます。

しかし、そこでずっと暮らそうと思っているのならば、ただ『ハザードマップ』を見て安心するだけじゃなく、それをもとに、近隣の方に、過去に水災があった時の状況はどうだったのか?や時々起こる集中豪雨の時や台風の時の状況はどうなのか?などの生の情報を教えてもらうようにするべきです。

1つ目のポイントでお伝えしたように、いいなと思ったら6回土地を見に行っていただくようになるのですから、せっかくなので勇気を出して近隣の方に色々と聞いていただければと思います。そうすれば、どんな人が近隣に住んでいるのかも同時に分かることですし、挨拶代わりにもなりますし、一石二鳥にも三鳥にもなりますからね。
これはとっても大事なことなので、面倒臭がらずに思い切ってリサーチしてみてください。

では、最後に3つ目のポイントについてお伝えしていきます。
3つの中で一番重要なのでぜひ参考にしていただければと思います。

3つ目のポイントは、『住宅会社に、一緒に見に行ってもらうこと』です。

その理由は2つあるのですが、まず1つ目は『何も建っていない更地の土地だけを見ても、素人のあなたには、その土地の上に一体どんな家が建てられるのかが想像できないから』です。
ですから、住宅会社の方と一緒に見に行き、あなたが望むような家を建てることが出来るのかということを、アドバイスしてもらうようにすれば、より具体的にイメージが湧くようになるでしょう。
2つ目の理由は『土地以外にかかってくる別途費用が把握出来ないから』です。以前の記事でお伝えしましたが、土地を購入しようと思えば、雑誌やインターネットに掲載されている価格だけで購入することは出来ません。それ以外にもその土地の状況によって様々な費用がかかってくるものです。

これらは、素人のあなたでは調べる事は難しいでしょうし、不動産屋さんに具体的に聞いたとしても、ズボラな調査しかしてくれない可能性の方が高いでしょう。
ですから、住宅会社にしっかりと事前調査してもらうことをオススメします。なぜなら建築するにあたり、その土地がどういう状況になっているのかということは住宅会社にとっては、ものすごく大切なことですからね。

以上の2点から、住宅会社と一緒に土地探しをされることをオススメしています。

ただ、住宅会社ならどこでもいいのか?というと、もちろんそうではなく、✔あなたに無理のない資金計画を立ててくれる会社なのか?
✔住宅ローンに対する知識は豊富で銀行に丸投げしてないか?
✔あなたが建てたいと願う家の予算を先に伝えてくれるのか?
✔建築にかかるお金を後出しせずに正直に話してくれるのか?
✔土地の調査や近隣調査などを快くしてくれるのか?
といった条件を満たす会社(人)が良いと思います。

逆に言えば、
✔資金計画もせずに、いきなり土地を探しだそうとする会社(人)
✔先に土地を不動産屋さんで決めてきて欲しいという会社(人)
✔住宅ローンを銀行に丸投げする会社(人)
✔手当たり次第にたくさん土地情報を集めようとする会社(人)
✔土地が見つかるまでプランを描いてもらえない会社(人)
などは、注意していただければと思います。

では、次回は『なぜこのような会社(人)が要注意なのか?』
ということについてお伝えしていきたいと思います。
お楽しみに\(^_^)/
I様 (53).JPG

第八回 多くの方が土地探しで陥る落とし穴

家づくりをされるほとんどの方がそうであるように、あなたも『日当たりがいい土地を買いたい!』と思っている事でしょう。

この日当たりがいい土地というのは、一般的には敷地の南側に道路が接しているいわゆる『南側道路の土地』のことを指すのですが、太陽の光が一番南側に入る、光を妨害するものが建たないことから、一見日当たりが良さそうに見えるこの南側道路には2つの落とし穴が潜んでます。

まず1つ目の落とし穴ですが、
『土地の値段が一番割高な上、誰もが同じように狙っているため手に入りにくいし、価格交渉をする余地もない・・・』ということです。

ほかの皆さんも、あなたと同じようにせっかくなら日当たりのいい土地を買いたいと思っています。ですから、競合が多い日当たりが良さそうな土地というのは、広告や雑誌に載る前に売れてしまう事がほとんど・・・偶然出会ったとしても、もちろん価格交渉の余地など全くないでしょうし、その土地が良いかどうかも分からない状態で即決を迫られることになるでしょう。

その上、需要が供給を上回るそういった土地は、価格の設定も割高にしてあるでしょうから、土地に予算を使いすぎて肝心の家に予算が回せなくなってしまう・・・あるいは、家まで予算オーバーしてしまうとなると、住宅ローンに負担がのしかかってくることになり、建てた後の生活が苦しくなってしまう事になりかねないというリスクを持っています。

2つ目の落とし穴は、
『日当たりは良いのですが、そのせいで人目が気になる暮らしにくい家になってしまうかもしれない・・・』ということです。
日当たりが良さそうな土地で設計図を描くとしたら、ほとんどの住宅会社が間違いなく南に大きな窓をつくるでしょうし、あなたもそういう設計をきっと望む事でしょう。

しかし少し冷静に考えてみてください('_')!
あなたの土地の南が道路だとしたら、そこには車や人がたくさん通る事になりますよね?そして、近隣の方だけじゃなく知らない方からも家の中が丸見えになるということですよね。

そうなれば、人目が気になリラックスしてリビングで過ごせなくなってしまうので、そこにカーテンを設置し常に閉め切るようになってしまいます。そして、住む前までのカーテンがない状態では、明るくて日当たりが良さそうな家だったかもしれませんが、住みだした途端、人目が気になる事から窓もカーテンも閉め切ってしまい、暗くて風通しが悪い家に一気に変身してしまう事になります。

これでは、なんのために日当たりがいい土地を高いお金を出して買ったのかよく分からなくなってしまいますよね。
ですから、日当たりが良さそうな土地も、設計の時になんらかの工夫をしなければいけないという事を覚えておいていただければと思います。

ということで、誰もが良いと思っている『南側道路』の日当たりが良さそうな土地でさえも、メリットばかりではなくデメリットも持っているので、土地に完璧さを求めることはしないようにしていただければと思います。
では次回は、あなたがどんな土地を探せば良いのか?についてお伝えしていきたいと思います。
お楽しみに(^o^)
○_DSC2005.jpg

第七回 土地探しにかかるその前に・・・

では、今回は『土地探し』についてお伝えしていきます(^O^)

土地探しでは、まず土地購入のためには一体どういう経費が別途でかかるのかを把握することから始めなければいけません。

想像している以上に、実はいろいろなお金がかかるので、よく覚えておいていただければと思います!

✔土地代金・・・雑誌や新聞広告、それからインターネットに掲載されている費用です。

✔仲介手数料・・・土地の仲介をしてくれた不動産屋さんに支払う手数料です。(最大で、土地代金の3%+6万円に消費税を乗じた金額です)

✔固定資産税清算金・・・前払いしてある固定資産税を引渡しの日を境に日割り計算し、売主さんに支払います。(地域によっては都市計画税も別途でかかることがあります。)

✔境界基礎工事代金・・・分譲地の場合であれば、隣との境に作るブロックやフェンスの基礎費用です。(隣と折半が多い)
隣との境に境界がない場合は、設置しなければいけないこともあるので、土地を買うときにはしっかりとチェックしてください。

✔水道加入金・・・市町村に支払う水道メーター設置や水道の使用権利金です。市町村によって指定の水道管口径が異なり、そうなれば金額も異なってくることになるので、市町村の水道課にて確認することが大切です。

✔所有権移転登記費用・・・土地を購入する際に登記変更をします。あなたの名前になるのです。その手続きの費用になります。また、購入した土地が宅地(家を建てれる地目)になっていない場合もありますのでこちらもしっかり確認をしましょう。

これら6項目は、ほぼ全ての土地で必要になってくるので、しっかり覚えておいてください。

またこれらの他にも、地域によっては排水許可をもらうための"排水負担金"が必要になってきたり、水道が敷地内に引き込まれていない場合であれば、前面道路から敷地内に水道管を引き込むための"水道引込工事費用"が必要になってきたり、畑や田んぼなどの農地を購入される予定であれば、"土の入れ替え工事費用"や"造成工事費用"などが必要になってくるでしょうから、そういった費用も考慮した上で、土地探しをしていく必要があるんですよね。

それらを差し引いた上で土地予算を出し、土地探ししないと確実に予算オーバーしてしまいますから...(*_*)
そのオーバーしたお金は建築費用を圧迫しかねないですし、もしかしたら、余分に借り入れしなくてはいけなくなってしまうことになるので、雑誌や新聞広告、そしてインターネットに載っている土地代以外にも色んなお金がかかるんだということをしっかり把握していただければと思います。

それでは、次回は『多くの方が土地探しで陥る落とし穴』についてお話ししていきますね。
お楽しみに\(^_^)/○_1215582.jpg

第六回 家づくりにかかる諸経費について

それでは、今回は家づくりにかかる諸経費についておつたえしていきますね。
諸経費とは"住宅ローンを借りるときに銀行に支払わなければいけない経費"に"火災保険・地震保険料"、それから土地家調査士や司法書士にしてもらうことになる"登記費用"の3つのことをいいます。

まずは、銀行に支払わなければいけない経費ですが、これは選ぶ住宅ローン商品によってかかる経費が違ってきます。

例えば、固定金利選択型の住宅ローンでは、
✔印紙代 ✔事務手数料 ✔保証料
この3つの経費が必要となるのが一般的なのですが、フラット35であれば保証料はいらないものの、✔融資手数料 ✔印紙代 ✔団体信用生命保険料 ✔つなぎ融資手数料 ✔つなぎ融資金利、といった全く違う経費がかかってくることになります。

また、同じ固定金利選択型の住宅ローンだったとしても、銀行や借入れするひとによって条件が違ってきます。
フラット35のつなぎ融資にかかる手数料や金利は、土地を自己資金で買うのかそうじゃないのか?によっても違ってくる事になります。

一般的にはこれらの経費は、銀行がオススメする固定金利選択型の住宅ローンは安くて、あまり銀行がオススメしてくれない固定の住宅ローンは高いものなのですが、金利に加えこれらの経費まで安いという理由から安易に固定金利選択型ローンを選んでしまう方が多いので、注意していただければと思います。

では、続いて『火災保険・地震保険』についてお伝えします。
火災保険については、損害保険会社によって違いがあり一概には言えないので、火災保険を選ぶ上で最低限の知識をお伝えしていきたいと思います。

まず、火災保険は『建物のみ』に入るか?あるいは『家財』にも入るのか?という選択肢があります。『家財』とは、テレビやソファなどのことですが、もちろん『家財』まで入ると保険料は高くなります。

そして次に、保証範囲によって支払う費用が違ってきます。
火災保険ですから、もちろん火災による被害には対応しているのですが、ここ最近では、自然災害による浸水被害が増えている事から『水災』による被害まで網羅される方が多くなっています。

そうなれば費用はもちろん上がってしまうのですが、このご時世ですから、少し土地が低いなと感じている方だけじゃなく、たとえ心配がない地域に住まわれる場合でも、多少費用かけてでも水災には対応しておくほうが無難かもしれませんね。

また、火災保険の価格は『建物の構造』によっても違ってきます。
少し意外かもしれませんが、実はこの建物の構造が、火災保険の価値を最も左右するんですよね。

木造住宅では、建物の構造は『耐火(T構造)』と『非耐火(H構造)』の2つに分類されます。
新聞広告やインターネットで見たことある方もいらっしゃるかもしれませんが、『省令準耐火構造』という構造が木造住宅では耐火構造(T構造)にあたります。

そして耐火なのか非耐火なのかで、火災保険の価格はなんと60%近くも変わってしまいます。パーセンテージでは、いまいちピンっと来ないでしょうから、数字でご説明させていただきます。

例えば、火災保険は10年間までは一括払いをする事ができるのですが、2000万円の建物で耐火と非耐火を比較してみると、あくまでザックリですが、耐火なら10年で15万円なのに対し、非耐火なら10年で35万もの費用がかかってきてしまいます。その差なんと役20万です...しかも10年で...

ですから、住宅会社でプランをしてもらう際には、その会社の建物の基本構造が、耐火なのか非耐火なのかをしっかり確認していただければと思います。
また、あなたが希望している事が耐火基準から外れることもあるので、その点も住宅会社に確認しつつプランをしてもらってください。

『地震保険』に関しては、ポイントが5つあります。
1つ目は、"どこの保険会社で加入しても条件が同じ"だということです。
2つ目は、"火災保険に入らなければ、地震保険単体では入れない"ということ。
3つ目は、"最長で5年なので、5年ごとに更新しなければいけない(1年ごとの更新も可)"ということ。
4つ目は、火災保険同様"耐火構造なのか非耐火構造なのかで保険料が60%近く変わってくる"ということ。
5つ目は、"最大で建物の価格の半分までしか保証してくれない"ということ。
つまり、もし地震が起こり、全壊したとしても、あなたが家を2000万で建てたとしたら1000万までしか保険がおりてこないということなんですよね。
ですから、地震保険さえかけていれば、地震が起こった時に建替えができるという勘違いだけは決してしないようにしていただければと思います。
地震保険は、当面の生活資金のための保険だという風に認識していただいていた方がいいでしょう。

『地震保険』は以上の5つを覚えておくようにしてください。

では最後に、『登記費用』についてお伝えしていきます。
登記に関しては、もしあなたが現金で家を建てる予定でいらっしゃるならば、その多くを省略することができます。
しかし、銀行で住宅ローンを借りて家を建てるのであれば、銀行があなたの土地や建物を担保として設定するようになる訳なので必要になってきます。

では、一体どんな登記が必要になるかをご説明します。

✔所有権移転登記・・・土地を買ったときに名義を売主から買主に移すための登記(土地から買って家づくりをする方は必要)

✔建物表示登記・・・新築したときに構造や面積、敷地との関係を示す登記(住宅ローンを借りて家を建てる方全てに必要)

✔建物保存登記・・・新築した家が自分の持ち物であるということを第三者に示すためする登記(住宅ローンを借りて家を建てる方全てに必要)

✔抵当権設定登記・・・融資した銀行が土地や家を担保に入れたことを第三者に示すための登記(住宅ローンを借りて家を建てる方全てに必要)

✔建物減失登記・・・建て替えするにあたり、もともと建っていた家を取り壊したことを証明するための登記(古い家を取り壊して家を建てる方は必要)

✔土地地目変更登記・・・畑や田んぼなどの農地であったり、雑種地といった宅地以外の土地を宅地に変更するための登記(宅地以外の地目の土地の上に家を建てる全ての方に必要)

とまあ、土地から買って家づくりをするのか?建て替えなのか?によって必要になる登記は違うのですが、この6つを覚えておいていただければ大丈夫かと思います。

いかがでしたか?
これであなたも諸経費についてご理解いただけたと思います。

全体予算から、これらの諸経費に加え、家具や家電、地盤改良費用、引っ越し代といったその他諸々の経費を差し引いていただければ、あなたが土地や家に掛けられる予算がより明確に出てくることになります。

これでようやく土地探しに進めることになるので、次回からは『土地探し』について詳しくお伝えしていきたいと思います。お楽しみに\(^_^)/_MG_0569.jpg

第五回 正しい資金計画のやり方

では、今回は資金計画のやり方についてお伝えしていきます。

まず、どのタイミングで資金計画を行うか?ということです。

土地を決め、住宅会社を決め、プランを描いてもらい、そして見積りを出してもらうと同時に『資金計画書』という名の予算シートを出してくれる住宅会社が多いのですが、このタイミングで資金計画を行うのではあまり意味がありません。

資金計画とは、全体予算を始め、土地や家などにそれぞれ一体どれくらい予算を振り分けるのかという計画を立てるために行うものですから、家づくりの最初にしなければ意味がありません。ですから、家づくりは、まずは資金計画から始めるということに肝に命じておいてください。

そして、その資金計画で最初に行うことが『住宅ローン選び』です。では、まず住宅ローンについて考えてみましょう。

『住宅ローン』で借り入れをする金額を決める際、

1.金利タイプ
2.返済期間
3.月々返済額

この3つをもとに決めていきます。

1の金利タイプについては、前回詳しくお伝えしたのでそれをもとに選んでみてください。

では続いては"返済期間"についてです。

一般的には、返済期間の最長は35年なのですが、(フラット50という50年までOKという商品もありますが、ここでは割愛します。)
返済期間については多くの方が勘違いしていることがあります。それは、返済期間は5年単位でしか決められないという勘違いです。
実はこの返済期間は5年単位という決まりなどもちろんありませんし、自分自身で自由に決められます。好きな年数で( ^o^)ノ。31年とか、24年といった風に...

またフラット35という商品を選ぶ場合、商品名がそうだからかもしれないのですが、35年返済しかダメだと思い込んでいる方が結構いらっしゃいます。この誤解についても、決してそんなことありませんので、安心していただければと思います。

返済期間については、以上のことを踏まえつつ、職業や年齢などを考慮した上で決めていただければと思います。

ただし、あまり短い期間で設定してしまった場合、借入額が少なくなってしまうことになるので、予算という点も考慮しつつ決めていただければと思います。

では続いては、"月々の返済額"についてです。

ここで質問です!
あなたは毎月いくら位なら返済できますか?

1.今の家賃で払っている金額ぐらい?
2.家賃に1万円足したぐらい?
3.家賃に2万円足したぐらい?
4.せっかく一生に一回の家を建てるのだからそれ以上?

ここで答える金額については、その方の価値観によるものなので、正解があるわけではないのですが、しいて言うならば、何を基準に決めるか?ということが大切になります。

あなたが、現在賃貸アパートやマンションにお住まいなら、『家賃』+『光熱費(ガス・電気・水道代)』+『CATV代』が移住費としてかかってしまいますよね。

そして、これから家を建てるとなると、この『家賃』が『住宅ローン』に変わり、さらに『固定資産税』が税金としてかかってくるようになります。

また、家を建てるとなると、家の面積が増える分、もしかしたら光熱費も多少上がるかもしれませんし、20年後、30年後の『修繕』に備えて、その積み立てしていきたいと思っているかもしれません。

そうなれば、今までよりお金がかかってしまうということになりますよね。

ですから、本当は最初に『資金計画』をしつつ、それに加えて『生命保険』を
見直したほうがいいんですよね。

住宅ローンを借りるとなると団体信用保険という生命保険に加入することになります。
そうなれば、ローンを組んだ方に、もしものことがあった場合、住宅ローンがその保険金で相殺されることになります。つまり手厚い保証がつくということなんですよね。

ですから、家を建てる機会に、一度現在お入りの生命保険を見直してみることも大切なんですよね。無駄に保証ばかり増やして、保険にお金をかけ過ぎてしまっている方も決して少なくないからですね。

もし、保証の手厚さは維持したまま、保険が1~2万円削れれば、それで固定資産税や修繕費用の積立てが出来ますから、保険の見直しもぜひ前向きに考えていただきつつ、返済金額を算出していただければと思います。

住宅ローンは、以上のことを踏まえた上で選ぶようにしていただくといいんですよね。
そして、そこから逆算された借入金額に、負担出来る自己資金を加算した合計金額が、あなたにとってのベストな全体予算というわけです。

では次回は、その全体予算を細分化していきますね。
まずは土地と家以外にかかる費用の中の、諸経費について詳しくお伝えしたいと思います。
おたのしみに(*^_^*)
○_B053173.jpg


第四回 3つの住宅ローン商品の特徴

前回、住宅ローン商品は、大きく分けて"変動金利"と"固定金利選択型"と"固定金利"の3つしかないとお伝えしたのですが、今回はそれらの特徴についてお伝えしていきたいと思います。

まずは、"変動金利"からです。

この商品は金利が安いというメリットを持っていますが、貸出金利が市場の動向に左右されてしまうことがあることから、将来の金利が分からないですし、最終的に返済する総額も全く予想出来ないというものです。

ですから自己資金が多く借入金額が少ない方だったり、もし金利が上がりそうになった時には、まとまったお金を返済できるような経済的余力がある人にとってはとっても有利な商品となっていますが、自己資金が少なく、借入金額も多い、また貯金が苦手だという人には、あまりオススメ出来る商品ではありませんね。

では、その理由となる特徴について詳しくお伝えします。

変動金利の商品は半年ごとに金利を見直すのですが、仮に半年後に金利が上がったからと言っても、返済額がそれに連動して上がるというものではなく、返済額自体は5年間変わらず、その内訳が変わります。元金と利息の割合ですね。

例えば、返済額が70.000円だとしたら、元金が45.000円、利息が25.000円だったのが、元金が35.000円、利息が35.000円になるといった感じです。

ですから事実上は5年間返済は固定されるのですが、その間で金利が上がってしまった場合には、利息の割合が増え元金の減りが遅くなってしまうということですね。

また、5年後金利が上昇している場合、返済額は上がるようになるのですが、現在の支払いの1.25倍以上にはならないという制限があります。

例えば、現在の返済額が70.000だとしたら、どれだけ金利が上がったとしても87.500円以上の返済額にはならないということです。

とはいえ、金利が上がってしまった場合でも、急に返済がキツくなることはないものの、元金が全然減らないという状況を招く訳ですから、徐々に徐々に住宅ローンに苦しめられていくようになるので、その点をご理解いただいた上で選んでいただければとおもいます。

続いては、"固定金利選択型"についてお伝えします。

これは、固定という単語が入っているため、固定金利の仲間のように感じますが、実際のところは変動金利の仲間です。

銀行に行ったことある方なら、3年固定、5年固定、10年固定といった住宅ローン商品をお聞きしたことがあると思います。

地方銀行の主力商品になるのが、この固定金利選択型です。

金利設定や金利の固定期間は各銀行によって様々ですが、固定期間が短ければ短いほど金利が安いのが特徴になります。

この商品は、当初固定期間だけは低い金利が設定されているし、返済が変わらず安心ですが、期間が満了し、再度同じ住宅ローンを選ぼうとした場合、商品の性質上、貸出金利が上昇します。
(よほど現在より景気が落ち込んでいる場合なら上がらないかもしれませんが...)

あるいは、銀行によっては、当初の固定期間が終了すると必然的に変動金利に切り替わるところもあるので、この固定金利変動型を選ぶ場合には、こういったことも理解した上で選ぶべきです。

なにより、この商品を選ぶ上で気をつけなければいけない点は、先ほどの変動金利と違って返済額の上限ルールがない点です。

つまり、一気に返済負担が上がってしまうかもしれないということ。やはりこの商品も、自己資産が多く借入金額が少ない方だったり、着実に貯金をすることが出来、もし金利が上がってしまった時には、ある程度まとまったお金を返済出来るような経済的余力がある人じゃなければ、安易にオススメ出来るものではないんですよね。

期間満了時に、借り換えという選択肢もあり、それを提案する住宅会社もありますが、これもよく考えるべきです。

なぜなら、銀行で住宅ローンを組む場合、必ず団体信用生命保険という生命保険に加入させられるのですが、もし固定期間満了時において体調面に難が出てしまっている場合には、この保険に加入出来なくなり、そうなれば借り換えが出来なくなってしまうからです。

以上が固定金利選択型の特徴です。

では最後に"固定金利"についてお伝えします。

固定金利はその名の通りずっと金利が固定され、一生返済額が変わらないという特徴をもっています。つまり安心であるということが言えるのですが、その反面、先ほどの変動金利や固定金利選択型に比べると、貸出金利が高いというデメリットを持っています。

また、変動金利や固定金利選択型に比べると住宅ローンを借りるための初期費用も余分にかかってしまう部分もあるというデメリットを持っています。

ですから、金利が高いことから返済額を基準に借入れする金額を決めるとしたら、予算は変動金利や固定金利選択型に比べると少なくなってしまうし、その上、初期費用が余分にかかることから、さらに土地や家に費やせる予算が減ってしまうことになります。

また、この"固定金利"の代表的商品に『フラット35』がありますが、この商品を選ぼうとした場合には商品の性質上、つなぎ融資の手数料と金利という余分な費用がさらにかかってくることになります。

フラット35の貸出金利の中には、銀行のように団体信用生命保険料が含まれていないタイプもあるため、その保険料を別途で支払うようになるので、その費用も初期費用やランニングコストとして予算計上しておくことも大切なこととなります。

いかがですか?
3つの商品の特徴をお伝えしてきましたが、それぞれの商品がメリットもデメリットも備え持っていることをご理解いただけたと思います。

これらの特徴を踏まえつつ、自分に合った住宅ローン選びをすることが『資金計画』では大切なこととなってきます。

目先の金利の安さで選ぶのも危険ですし、また住宅ローンは支払い終わってみるまで、どれが得でどれが損だということが分からないものですから、損得勘定で選ばないようにも注意していただければと思います。

では次回は、今までご紹介した内容を踏まえつつ、『正しい資金計画のやり方』についてお伝えしていきたいと思います。

お楽しみに(^O^)♪_MG_0591.jpg

第三回 資金計画に失敗する3つの理由

では今回は、前回お伝えした資金計画に失敗する3つの理由についてお伝えしていきたいと思います。

少し長いですが、お付き合いいただければと思います。

まず1つ目の理由でもある、
『土地と建物以外の費用について、事前にしっかりと計算が出来ていない』ということについてからです。

家づくりを真剣に考えているあなたなら"諸費用"という言葉は聞いたことがありますよね?

でも、諸費用とは一体どういった費用なのか?ということについてまでは、具体的に理解されていないと思います。

実際、他の住宅会社を回ってこられた方に、
『土地と建物以外に、どういった費用がどのくらいかかるのか知っていますか?』という質問をすると、不思議なほど同じような答えが返ってきます。

『大体150万ぐらいですか?』という答えが...

おそらくこれは、家を買う時に絶対かかる"登記費用"や"火災保険"そして、"住宅ローン借入のための費用"の事を指すのだと思いますが、果たして土地と家以外にそれらの費用だけを負担すれば、本当に住めるようになるのでしょうか?

...そうですよね。ならないですよね。(-_-;)

その家に住めるようにするためには、土地を買って家を建ててからも必要なものがありますよね。

例えば、新居に合わせて購入するダイニングテーブル&チェアーのセットや、リビングに置くソファーやローテーブル、それからテレビボードなどの家具代金、また新居に移るまで買い替えを我慢しているテレビや冷蔵庫、洗濯機などの家電製品などですね。

また、せっかく家を建てるのですからエクステリア(庭)だってキレイにしたいですよね。

さらには、今住んでいる所から移するための引っ越し費用だって必要になってきますよね。

この他にも購入する土地によっては必要になってくる費用が出てきたりするわけですし、
出るか出ないかは調査してみないと分かりませんが、地盤改良費用だって予算計上しておかないと、もしもの時に困ったことになってしまうので、忘れずに計上しておくべき費用ですよね。

これらの費用については、大なり小なり個人差がありますが、ざっと考えただけでもこれだけの項目があるので、家づくりでは、最初にこの細かい諸費用のことまでしっかり考えていないと、思わぬ出費が重なって、お金が足りなくなってしまったり、大幅な予算オーバーを招いてしまったりするんですよね。

ですから、『資金計画』をする際は、これらの費用を曖昧にではなく、できる限り具体的に算出していただければと思います。


では続いては、2つ目の理由の
『大事なお金のことを後出しする建築会社が多いため、建物にかかる具体的な金額が把握できない』という事についてお伝えしていきます。

あなたが、住宅展示場や見学会に参加されたことがあるなら、『この家はいくらですか?』という質問をしたことがあると思いますが、住宅会社によってその答えに大きな開きがあったりして、一体何が普通で正しいのか、何を基準にどう考えればいいのかが、いまいち分からなかったりしませんか?

実をいうと、住宅業界では価格表示の仕方について全く基準がありません。
つまり、
"住宅会社によって価格表示がバラバラである"
ということなのですが、この基準がないことで、全ての住宅会社が、安く見せようと思えば安く見せかける事が出来るし、高く見せようと思えば高く見せることだって出来てしまいます。(わざわざ高く見せかける会社は無いとおもいますが)

もう少し具体的にお伝えすると、少しでも多くのお客さんに来て欲しいと思ってる住宅会社は、チラシやホームページなどで、パッと目に入る価格を安く表示しようとします。
また、やたらと契約を急がすような住宅会社は、他の住宅会社よりも価格を安く感じさせるような見積りを作ります。
その価格だけでは住むどころか建つこともできないような...
そして、契約した後で、あるいは契約の一歩手前になって、いきなり別途費用について打ち明けられることになります。
これでは、予算が狂ってしまうので、後から困ったことになってしまいますよね...

また、多くの方の判断の基準の一つとなっている坪単価表示を競合している他社よりも安くみせかけるためのトリックを使う住宅会社もあります。

消費者心理を上手くついた作戦ですね。

このトリックはプロである私なら分かりますが、
初めて家づくりをされるあなたには、絶対に分からないと思います。

この坪単価トリックは、
✔延床面積と総施工面積の違い
✔尺モジュールとメーターモジュールの違い
✔本体価格と付帯価格とオプション価格
この3つを使って巧みにつくられているのですが、
これらについての詳しい説明は、ここで割愛させていただきます。

結論としては、安く見せかけることで、より多くの方を引きつけることはそう難しいことじゃなく、事実そうしている会社がすくなくないって事なんですよね。

何度も言うようですが、住宅会社は大事なお金の話を後出ししようとしがちです。
また、『安さ』以外の価値や家づくりで大切なことが伝えられないことから、『安さ』を売りにしてお得を感じてもらおうとしがちです。

だから、あなた自身がしっかりと知識をつけ惑わされないようにする事が大事です。

そして、あなたが住宅会社から最初に提示される『入口価格』だけで判断するのではなく、住めるようになる『出口価格』がいくらなのかをしっかりと把握した上で判断するようにしましょう。

そうすることで、契約した後、予想外の出費に悩まされることがなくなります。
予算オーバーし、頭を下げて親にお金を借りたり、お金の工面に四苦八苦しなくて済むようになります。
ですから、表示価格の安さに惑わされないように気をつけていただければなと思います。


では最後に、3つめの理由についてお伝えします。
それは『住宅ローン選び』です。
これが『資金計画』で失敗する最大の要因です。

家づくりにおいて、お金のことというのは、誰もが後回しのにしてしまいがちな事なのですが、とりわけ『住宅ローン』となると難しいとか理解しづらいといった理由から、最も後回しになりやすいのではないのでしょうか?

特に、面倒臭がりだったり、数字に苦手意識をお持ちの方などは、できれば避けて通りたい壁だと思います。(住宅営業の方でも無知な方がたくさんいるくらいですしね)

実際、『住宅ローン』は情報量が多い上、聞き慣れない言葉がたくさんあります。
ですが、ポイントさえ押さえれば決して難しい事ではありません。

きちんと理解していただく為にも、ゆっくりお伝えしていきたいと思います。
ちょっと取っ付きにくく難しく感じるかもしれませんが、じっくりと読んでいただけたらと思います。

それではまず質問です。

住宅ローンの種類って一体どれくらいあるでしょうか?
下記の中から選んでください。


1.約50種類
2.約500種類
3.約5000種類

さあ、どれでしょう!?

正解は...


3番です!!!

なんと5000種類もあるんです!
そしてあなたは、その中からあなたにピッタリの住宅ローンを1つだけ選ばなくてはいけません...
と聞くと、余計難しく感じさせてしまったかもしれませんが、その全てが全く違う商品なのか?というとそういう訳ではなく、実は大きく分けるとたったの3種類しかなく、それをそれぞれの金融機関が条件を変えてリリースしてるというだけです。

その3種類が何かというと、
"変動金利"と"固定金利選択型"と固定金利"です。
変動金利とは、その名の通り金利が変動していくもの。
固定金利選択型は、最初の一定期間だけ金利が固定されるもの。
固定金利とは、ずっと同じ金利が続いていくもの。

住宅ローン選びというのは、この3種類のうち
どれが自分にピッタリ合うかを考えて選ぶだけなんですよね。
という事で、そのために必要な知識について次回はお伝えしていきたいと思います。
お楽しみに(・ω・)♬_MG_0577.jpg

第二回 家づくりは、なぜ『資金計画』からはじめるべきなのか?

前回、家づくりはまず『資金計画』から始める
べきであると言うことをお伝えしました。
では、その理由とは
『家を買った後も、ゆとりのある生活をして
いただくため』です。

この『資金計画』がしっかりしていないと、
家を建てた後に、
✔家を建てたはいいけど、住宅ローンを払うために必死で仕事を続けなければいけなくなる...
パートもしなきゃならない
✔自分の小遣いが減ってしまい、友達と遊びに行ったり、同僚や部下と飲みに行ったりできなくなる...
✔家族で旅行に行くことはおろか、外食やちょっとしたお出かけさえもちょっと我慢が...
✔子供のモノを買うことだけでいっぱいで、自分たちの買いたいものがほとんど買えなくなる...
✔子供の進学のためや老後のための貯金が全くできなくなる...
といった状態を引き起こす可能性がグンと高く
なります。

実際あなたの周りの中にもこんな状態に陥ってる
人が、少なからずいらっしゃるのではないかと
思いますが、賢明なあなたなら、こんな人生を
送りたいとは思わないですね(;´Д`)

もちろん家を建ててすぐは、家もピカピカに
キレイだし、マイホームが持てた嬉しさで
多少のことは我慢できるでしょう。

しかし、年月が経ってしまえばどうでしょうか?
おそらく不満が募っていくことは間違いないと
思います。

だから、こうならないためにも『資金計画』を、
最初にしっかりと行う必要があるんですね。

しかし...
先のことまで考えて『資金計画』を行ったはず
なのに、あるいは住宅会社に『資金計画』を
きっちり行ってもらったはずなのに、『資金計画』
に、そして家づくりに失敗する人が後を絶たない
という現実があることも知っていただければと
思います。

住宅ローンの返済額が上がって生活がカツカツに
なってしまったり、支払いが出来なくなって
しまいマイホームを手放さざるを得なくなって
しまったり、という風に。

では、一体それはなぜでしょうか?

その理由は大きく分けて3つあります。

まず1つ目の理由は、
『土地と建物以外にかかる費用について、事前にしっかりと計算出来ていない』ことです。
そして2つ目の理由は、
『大事なお金のことを後出しする建築会社が多いため、建物にかかる具体的な金額が把握出来ていない』ことです。
最後に3つ目の理由ですが、
『その人にピッタリな住宅ローンが選べていない』ことです。

主にこの3点を理由に、資金計画に数多くの
人たちが失敗してしまっているようです。
ですから、そうならないためにも、次回は
この3点について掘り下げてお伝えしたいと
思います。
それでは次回もお楽しみに(・ω・)
_MG_0573.jpg

第一回 家づくりは何から始めるべきなのか?

新築をする方の約6割の方が、土地から買って
家づくりをされます。その場合、どうしても
予算オーバーを招きやすくなってしまう為、
土地探しというのは家づくりにとってとっても
大切なポイントになってくる訳ですが、実は
多くの方が土地探しにおいて、大きな間違いを
犯してしまいます。

土地から買って家づくりをしなければいけない
と思い込んでる方の多くが、
いきなり土地探しから始めてしまいます。

なぜなら、土地が決まらなければ先に進めないと
思っているからですし、実際に住宅展示場や
完成見学会などに足を運んだとしても土地が
決まっていなければ、プランなど描いて
もらえないからです。

ですから、夜な夜なインターネットで探したり、
雑誌を買ってチェックしたり、不動産に教えて
もらった情報を片手に、車を走らせては必死で
土地探しをしてしまいます。

でも、このように、いきなり土地探しから初めて
しまった場合、後から困った状況に陥りやすく
なってしまいます。

例えば、
✔土地にお金を使い過ぎてしまい、肝心の家が思ったように建てられない...(家の予算がなくなってしまう)
✔ローンに負担がのしかかり建てた後の生活が苦しくなる...
✔その土地の上にどんな家が建つかイメージができないから中々決断できず、せっかくのチャンスを逃してしまう...
✔住宅ローンの手続きがスムーズにいかず面倒になってしまう...
✔1番大切な住宅会社を選ぶ時間がなくなる...
といった状況ですね。

これらの理由を考えただけでも、いきなり
土地探しから始めることは絶対にオススメ
できる事ではないんですよね。

では、
家づくりは一体何から始めるべきなのでしょうか?

それはズバリ『資金計画』です!

それでは次回は"なぜ資金計画が大事なのか"についてお伝えしていきたいと思いますので、お楽しみに(・ω・)☆_MG_0596.jpg

最初に

_MG_0591.jpg

あなたにとって初めての家づくり!

何かと想いも巡らせつつ...も

「どこに頼んだらいいの?」
「予算はどれくらいが普通?」
「住宅ローンはどうすればいい?」
「頭金はどれくらい必要?」
「土地探しはどうしたらいいの?」など、何から
何まで戸惑うものだらけだと思います。

《一生に一回の大きな買い物》と言われる
家づくりですから、あなたも疑問や不安が
たくさんあって当たり前のこと!なのでは
ないでしょうか?

その中でも、誰もが願うのは
『悔いのない家づくりをしたい!』
ということだと思います。

家づくりは、夢を膨らませ、思い描き、
新居での家族の暮らしを想像し..あれをしよう!
こんなこともしたい!と楽しいものです。

しかし、その一方で、依頼から竣工まで
1年近くを要し、様々な場面で選択や判断を
迫られるのも家づくりなのです。

でも、決して難しい事はありません!

楽しい家づくりになるかどうかは、
あなた次第なんですよね。

実は、家づくりのコツやポイントが分かると、
安心して楽しくスムーズに家づくりを進める
ことができるようになります。

ですから、これから12回に渡って、あなたの
疑問や不安を解消しながら理想の家づくりに
欠かせない『家づくりのお金』や『土地探しのコツ』、それから『住宅会社選びのポイント』についてじっくりとお伝えしていきたいと思います。

次回もお楽しみに( ^o^)ノ

知っていたら得する光熱費削減

こんにちはhouse project松永建設です( ^o^)ノ

まず今日お話しする中で【スマートハウス】【ホームエネルギーマネジメントシステム】
という二つの言葉が出てきますが、皆様が分かりやすく読んでいただけるようにお話ししたいと思います!

【スマートハウス】とは...
IT技術を活用して家庭内のエネルギー消費を最適にコントロールする事です。
スマートハウスを導入すると光熱費を含めた家庭内エネルギーの節電や節約をすることができます。

スマートハウスを実現にあたって欠かせない設備があります!!!

それは..
ホームエネルギーマネジメントシステムです!
 
【ホームエネルギーマネジメントシステム】とは...
自宅の家電と連携することで、電気やガスなどの使用量を把握することができるシステムです。
光熱費をどれ位使ったか分かるので家計簿のような機能をもっていて、また使用量を把握できるだけでなく自宅のエネルギーや家電を自動制御できるのです(・∀・)

ちなみに自動抑制に関しては、外出先でもスマホやタブレット端末などのインターネットから自宅にあるエアコン、テレビ等の家電と連携することで遠隔操作もできるんですよ♫

これから新しくお家をお考えの方は、この二つを使用すると光熱費の削減効果がありますので視野に入れてみてはいかがでしょうか?
何か分からない事やご相談がありましたらぜひぜひお気軽にご相談ください(^^)/

家族の健康を願う安心の家【内観②】.jpg

瓦と紋様

大寒も過ぎ今日から二月ですね( ^o^)ノ
コロナ禍においても不安な日々が続いていますが一日でも早く収束する事を願っています☆ミ

タイトルにもあるよう今回は瓦と紋様についてお話します♪
江戸後期に日本で3度目のコレラが流行しました。
コレラとは(水を介して感染する代表的な水系感染症)です。
日本ではこのコレラの流行により衛生観念が一気に高まりましたが、当時の日本国内に医学的な感染症対策はほとんどなかった為、加持祈祷に頼り疫病退散のお札を戸口に貼って家に閉じこもるしかなかったようです。
病気を追い払おうと太鼓や鐘を打ち鳴らしていたとも言われています(*_*)

また魔除けや厄除け、吉祥願い等で願いを込められた紋様の入った建築物が作られていたそうで、瓦屋根にも独自の装飾や紋様が施されているのが多くあります!
例えば【籠目】~かごめ~
竹などで編んだ籠の網の目。またはその連続した格子状の網組の事で、この籠目柄の中には三角形を組み合わせた六芒星が見ることができる事から、邪気を払うとされ魔除けの意味を持つといわれています。
【三つ巴】~みつどもえ~
まがだまの様な形が円形の中に三つ入ったデザインの事で厄除けや、武神の紋章イメージや水の紋様として火災除けに使用されています。
【青海波】~せいがいは~
広い海がもたらす恩恵を感じさせる柄で無限に広がる波の文様に未来永劫へと続く幸せへの願いと、人々の平安な暮らしへの願いが込められた縁起のいい柄です。

今回はこの三つの紋様を紹介しましたが、意味などを調べると日本伝統文化の奥深さが見え面白いし色んな種類がありますよ♫

時代は違いますが人は無難息災、平凡な暮らしを願うことは今でも変わりません!
コロナにより生活様式が大きく変化し、在宅ワークも多くなりおうち時間が増えた今だからこそ快適で安全な暮らしができるのはもちろん、特別な時間が過ごせるよう家の悩みや住宅のご相談などございましたらお気軽にご相談ください♡
憧れのレトロモダンスタイルの家【内観②】.jpg